懸念材料とテーマを確認しておこう

次はドル建て日経平均に注目

 先週、日経平均株価は、ついに2000年4月の高値、20833円を抜き、20952円を付けた。スピード調整が欲しい日経平均株価であったが、おりしもビッグな懸念材料、ギリシャ問題がこじれ、ある意味、ちょうど良い調整の口実ができてきた。

 今、世界の株式市場が恐れる懸念材料は、米国の景気悪化、中国バブルの崩壊、原油などの急落、ギリシャなど欧州問題だ。

 しかし、これらの問題を一つ一つ見ていくと、どれも日本を直撃する悪材料ではない。もちろん、呑気なことを言うつもりはなく、どれが起きても、日本の経済、市場が大きな影響を受けることは避けられない。しかし、他の市場のほうが、より大きな影響を受ける出来事だともいえる。

 つまり、これらの懸念材料が起きた場合に、例えば、NYやロンドンは急落するかもしれないが、東京は下がりにくい、という状況が出てくるのではないか。逆にそのことが、日本への投資を積極化させることになるかもしれない、ということだ。

 昨年来、「有事の円買い」つまり、世界的なトラブルが起きた場合に、円がスイスフランと共に買われる、という場面がよく出現するようになった。同じように、株式市場でも、似たような現象が起きる可能性はある。

 日本の投資家から見ると、ITバブル期の高値を抜き、次の目標値が見えにくくなっているかもしれない。しかし、外国人から見るとそうでもない。ドル建て日経平均株価では、まだ今年4月28日の高値168.44$を抜いていないからだ。先週末現在で、ドル建て日経平均は、167.76$、高値まであと少し、という状況にある。

 もし、ギリシャ問題によって円が上昇し、日経平均がそれほど下がらなければ、ドル建て日経平均は、4月末の高値を抜くことになる。そして、それを見て、海外からはまた投資資金が集まる可能性がある。

 今週の動きは、ドル建て日経平均株価にも注目しておきたい。

テーマ確認

 先週は、小型株にも注目すべき、と書いたが、基本的に日経平均株価が高値圏にある以上、次の波動が始るまでは、ある程度、選別投資、循環投資がなされる可能性が高い。

 つまり、これまでは日経先物などで利益が出やすい局面だったが、ここからは個別銘柄にシフトしたほうが良いのではないか、ということだ。

 そしてその場合に、今の相場を先導するのは、「テーマ性」だ。現在、株式市場で注目されるテーマには以下のようなものがある。

狭いテーマ
「マイナンバー」
「アセアン」

広いテーマ
「IoT」
「TPP」
「防災・防衛」

 これらのテーマが、何かあるごとに交代で動いている、というのが今の市場だ。過去、ここで掲げてきた銘柄からも、出世銘柄は、いくつかある。

★ マイナンバー関連
ITブック:606円・・・1301円
ラック :846円・・・1633円

★IoT関連
ぷらっとホーム:1096円・・・1929円

石井工作研究所:254円・・・457円

★ マイナンバー関連
DDS:768円・・・625円

★ IoT関連
日本PCサービス:707円・・・700円
東京コスモス電機:179円・・・182円

★ TPP関連
いすず:1595円・・・1675円
伊藤ハム:668円・・・672円

 市場のテーマは、ひとつずつ取り上げられることが多い。つまり、一つのテーマの株が上がっているときは、他のは安い、という具合だ。安いうちに買い、盛り上がったら売る、これがテーマに乗るときの鉄則だ。

各メディアで活躍中! 株式アドバイザー堀篤が綴る『兜町発信! 情報通の早耳コラム』はこちらから↓
http://jst-trade.jp/show_page.html/view/lp02/mediaCode/min2
ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> 市場解説・相場展望> 懸念材料とテーマを確認しておこう