政治の一極化と企業の二極化

 2014年12月14日、安倍政権発足から丸二年で衆議院の解散総選挙が行われました。今回の選挙は投票前から「何のために解散するのかがわからない」というような声も聞かれるなど、盛り上がりに欠けた選挙戦となりました。

 結果として投票率は52.7%と過去最低を更新し、有権者の関心が低かったことが確認されることとなりました。選挙結果としても与党が解散前の議席をほぼ維持しましたので、やってもやらなくてもよかったのではないか、という意見が出ることもうなずけます。

 ただ、今回の選挙で勝利したことで安倍政権には向こう4年間の時間が与えられるようになりましたので、政策を実行しやすくなるという点では大きな意味があったのかもしれません。

 図表1は過去の内閣総理大臣の交代時期と日経平均の値動きを表したグラフです。これを見ると、1982年~87年の中曽根内閣時代と2001年~06年の小泉内閣時代は、政権が長期政権で株価も上昇しています。

 政権が安定したので株価が上昇したのか、株価の上昇が政権を長期化させたのか、どちらが原因でどちらが結果かを検証するのは難しいですが、実際はおそらく両方とも真で、「政治の安定」と「経済の安定」が相互にプラスの影響を与えてよい結果を生み出したのだろうと考えられます。

(図表1)日経平均株価と内閣交代のタイミング
zu1

 安倍政権は今のところまずまず順調に運営されていると言えるでしょう。消費税増税後の景気減速などの問題はあるものの、2007年~12年頃に比べると政治も経済も安定感が高まっており長期政権となる可能性が高いと見られます。長期政権となれば、過去の例に見られるように、株価も長期にわたり上昇することが期待できます。

 では安倍政権はいつまで続く可能性があるのでしょうか。

 今後のスケジュールを見ると図表2のようになっています。次の衆議院選挙は解散がなければ2018年12月です。それまでの大きな山場は2015年9月の自民党総裁選挙と2016年7月の参議院選挙です。自民党総裁は任期3年で2期続けられますので、おそらく安倍総理は次回も出馬するでしょう。

 そこで再選することになれば、2018年後半に訪れる自民党総裁の任期と衆議院の任期の両方をほぼ全うする形で総理大臣の職を勤め上げることができます。もちろん、景気悪化や閣僚のスキャンダルなどにより政権支持率が低下すれば話しは別ですが、今の状況を元に考えれば、向こう4年間の政権継続を予想できるような安定した体制にあるでしょう。

(図表2)選挙スケジュール
zu2
出所:各種資料よりスパークス・アセット・マネジメント作成

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> その他> 政治の一極化と企業の二極化