S&P 500 月例レポート

6月の市場、21日中8日間は過去最高値を更新、
6四半期連続の上昇

6月の市場はまたしても閑散とした、苛立たしい展開となりました。ところが、それまでの4カ月間同様、結果は良かったので苛立った分も報われました。日々の相場は相変わらず閑散としており、6月の出来高は、最近の平均出来高に比べて18%低くなっています。相場は閑散としていても安定していたため、トレーダーたちはご機嫌でした。S&P500は21日の取引日のうち、終値ベースで過去最高値を8回更新し、5カ月連続で上昇(1.91%)しました。その結果、第2四半期は4.69%上昇し、6四半期連続の上昇となりました。6四半期連続の上昇は1998年以来初めてでした。同指数は18カ月間で37.45%上昇しています。ペースがゆったりとしていて出来高が薄い分、日が長く感じられ、懸念も高まりました。イラクで石油施設の支配権をめぐる戦闘が続く中、石油株は上昇しました。原油価格は5月の103ドルから105ドルに上昇しましたが、概ね許容できる範囲で、同水準ではグローバル経済への影響も限定的でした。VIX恐怖指数は11.57と非常に低い水準で、過去の平均20.09のおよそ半分でした。今ある恐れと言えばせいぜい、市場に参加せずに潜在的利益を逃すのではないかという恐れぐらいだろう、というのが金融業界のジョークでした。また、株価評価に関する懸念や議論が高まりました。株価収益率(PER)は高過ぎで、市場は急速に上昇し過ぎたとの発言が増えました。多くの市場関係者はその意見に同意しているようでしたが、前向きの取引ばかりで、市場は上昇し続けました。直線的というよりも、3歩進んで2歩下がるという具合に、徐々に上昇しました。日中のスプレッドは概して、損益分岐点の上下に位置し、ボラティリティは高まったように見受けられました。ところが、市場は4月以来、1%以上上下することはなく、コミットメントの欠如に関して言えば、それをさらに上回る期間に及んでいるように見受けられます。2014年第1四半期の実質国内総生産(GDP、年率)確定値が前期比2.8%減と、過去5年の最低水準となったことは大した問題ではありませんでした。悪天候に見舞われた上、一つの四半期の話でしかないので、心配ご無用、第2四半期で挽回できる、という考え(あるいは「願い」と言った方が適切かもしれません)が主流でした。あと1週間も経てば始まる第2四半期の企業決算にはかなりの楽観論が織り込まれています。期待通りにいけば、出来高も膨らみ、株価も上昇する可能性がありますが、期待が外れた場合は、かなりの失望を誘い、誰もが予想していた例の株価調整のきっかけとなるかもしれません。

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