ヤマハ発動機(7272)

市場を創造し続け20年

 1993年、自転車と原動機付自転車の中間に位置する乗り物として登場した「ヤマハ・PAS」。以来、電動アシスト自転車という新たなジャンルを創造し、昨年で発売20周年を迎えた。現在でも、国際的な省エネルギー志向の高まり、先進諸国の高齢化などの時代の要請を受け、世界中で年々、市場を拡大。国内でも子育て対応や通勤・通学向けなどニーズの多様化が進み、再び注目を集めている。

過去最高の出荷台数記録した「PAS」

 電動アシスト自転車が世の中に登場して20年余り。以来、国際的な環境志向の高まりや、自転車とバイクの間のニッチな需要を捉え、主婦層や高齢者などを中心に世界中で新たな市場を開拓。現在では、国内だけで年間43万台を超える市場にまで成長した。

挑戦心の象徴

 そして、この電動アシスト自転車のパイオニアでもあり代名詞ともなっているのが「ヤマハ・PAS」だ。PASとは「パワー・アシスト・システム」の略。ペダルを踏む力をセンサーによって感知し、負荷に応じたパワーをモーターで補助する、という画期的なアイデア・技術をもとに製品化されたものだ。
 ヤマハ発動機では、同社が掲げるパイオニア精神、チャレンジ精神の具現例として、現在までこの事業を大切に育て、順調に市場を拡大している。毎年開催される事業説明会にも多くの記者や関係者が詰めかけ、この製品カテゴリーへの注目度と期待の高さがうかがえる。
 先日開催された同社「PAS」事業説明会によると、2013年の電動アシスト自転車国内総需要は前年比で113%伸び、そのうちヤマハ発動機のシェアは完成車として30%超の13万1000台、OEM供給を含めれば50%以上の23万2000台を出荷。同社としては過去最高の出荷台数を記録した。
 この好調を受け、同社では中計最終年度の15年にはシェアを55%にまで高める目標を掲げているが、そのための原動力となるのが、新たなコンセプトによる新製品の提案だ。
 子育て向けの「PAS  Kiss」シリーズや、20周年記念モデルとして発売された若者向けの「PAS Ami」が代表例で、他にもシニア需要のさらなる開拓など、多様なニーズを創造していきたいという。

第2の成長期に

 電動アシスト自転車発祥の地である日本。だが、意外なことに、普及率では欧州諸国に遅れを取っている。
 例を挙げれば、環境大国のオランダでは全自転車の15%が電動アシスト自転車なのに対して日本ではわずか5%に過ぎない。今後ますます進む省エネルギー志向や高齢化も背景に、国内市場拡大の余地は大きい。
 登場から20年を経た現在、「PAS」は第2の成長期を迎えつつある、と言えそうだ。

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20年を経て、新たなコンセプトを提案している「ヤマハ・PAS」

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今年も自動運転車関連銘柄がアツい!

【著者】  株王 獅子丸
ごきげんよう。株王獅子丸だ。 いよいよ2016年の株式投資市場も本格的に動き出した。 新聞・専門誌・テレビ・インターネット掲示板・投資情報サイトなどの様々な投資メディアでも世界経済・為替・日経平均の行方、今年の注目銘柄が取り上げられ、読者の皆様も「今年上がる株はどれなのか?」と気になっているところだと思う。 個人的には、昨年に引き続き、ドローン関連銘柄・宇宙開発関連銘柄・IoT関連銘柄・人工知能関連銘柄・ロボット関連銘柄など、次世代テクノロジーに携わる銘柄が今年もマーケットの中心となる気配を強く感じているが、その中でも特に面白くなりそうなテーマは【自動運転車関連銘柄】なのではないだろうか。 自動運転車とは、ご存知の方も多いと思うが、ハンドルやアクセルの運転操作をしなくても、設定した目的地まで車が自動で連れて行ってくれるという、画期的な技術だ。 自動運転車は、世界をリードするGoogleが先行開発を行っており、日本国内でも政府が2020年に開催される東京オリンピックに向けて実用化を表明。 2016年には日産など各種自動車メーカーから自動運転車技術の一部を取り入れた新型車が市場に投入される。 その他にも自動運転車の雄として名高いZMP社の上場期待など、豊富な材料性も非常に魅力的だと言える自動運転車関連銘柄に迫っていきたいと思う。 自動運転車関連銘柄とは? 自動運転車関連銘柄とは、自動運転車や自動運転車に搭載される車載機器の開発・研究・生産などに携わっている上場企業を指す。 昨年からテレビニュースなどでも自動運転車の特集が組まれる機会も増え、着実にその認知度を高めており、早耳な投資家達からの関心を集め続けている。既にかなりの値上がりを見せている銘柄も幾つかあるが、本格的に市場に自動運転車が投入されるまでの間に、まだまだ値上がりの余地が高い銘柄が数多くあるのではないだろうか。 個人的に注目している銘柄 クラリオン(6796) 自動運転車の開発において、あのGoogleとパートナーシップを結んでいる企業、それがクラリオンだ。具体的には、音声認識による「Google 音声検索」及び「Google Places」を活用した自動運転車用車載機器の開発研究を進めており、認知度も高まってきている「スマートカー」のコンセプトにもドンズバな銘柄だ。「スマートフォンアプリと車載機器の連動」が世界のトレンドであり、クラリオンはその流れにもしっかりと乗れている。今後もGoogle+クラリオン+自動車メーカーといった3つの技術融合により、自動運転車のマーケットにおいて、一歩も二歩も抜きん出た企業へと成長し、さらなる株価上昇や高値更新の可能性も充分にあるのではないだろうか。 アイサンテクノロジー(6796) 2015年の大暴騰銘柄として高値更新も行い値上がり株ランキング上位によく名を連ねていたアイサンテクノロジー。衛星測位活用による自動走行システム、高精度3次元ナビゲーションなど、自動運転車に関連する発表が続いたことで、何度もストップ高を記録している。非常に過熱感も強い銘柄ではあるが、その企業の本質は確かな技術と将来性を持っている企業のため、2016年も株価の乱高下はあると思うが、長期目線で考えれば、この先もまだまだ株価上昇に期待ができそうだ。 ZMP(非上場) 2016年1月の現段階ではまだ非上場となっているが、東証マザーズに上場する方針が発表されたことで、投資家から非常に強い関心を集めているのがZMPだ。まだ正式な上場日は未確定だが、上場が決まった際には、初値高騰からその後も爆発的な株価上昇が期待できるIPO銘柄になるのではないだろうか。 また、ZMPと合併で世界初の自動運転タクシー企業であるロボットタクシー社を設立したディーエヌエーや、ZMPへ出資を行っているJVCケンウッド、ZMP製品の販売契約を結んでいる日本電計、子会社がZMPとのビッグデータ解析の共同開発を行うテクノスジャパンなどにも注目しておきたい。 自動運転車関連銘柄に期待する理由 官民一体で自動運転車を開発 国家戦略特区プロジェクトとして自動運転タクシーの実証実験、安倍首相から東京五輪までの自動運転車の実用化の表明、それに伴う政府による法整備など、企業だけではなく政府も前向きに自動運転車に取組んでおり、官民一体で開発が進められているという点からも、実用化及び将来的な市場規模の拡大はほぼ確実だと見ている。このような動きからも、自動運転車は決して夢物語ではなく、未来の我々の生活の一部に成り得る可能性を充分にもっている。 世界に誇れる技術 日本の自動車メーカーは、海外からも評価が高い。トヨタ、ホンダ、ニッサン、スズキなど、日本の車は世界中から愛されている。そして次のステップとして、日本企業が持つ確かな技術力が自動運転車にも活かされ、日本発の自動運転車や自動運転車の車載機器は、世界のマーケットでも充分に戦えるレベルとなり、世界中に需要が発生することが想定できる。 このような理由からも、自動運転車関連銘柄は話題性を狙った短期投資の対象としても、企業の本格的な成長を見込んだ長期投資の対象としても非常に魅力的だ。2015年も多くの投資家から注目を集めていたが、企業からの自動運転車関連製品に関するIRや、政府による自動運転車の実用化への取組みの具体案など、2016年にはより明確な発表が出てくることが期待でき、今まで以上に自動運転車関連銘柄が大きな注目を集めていく可能性がある。 2016年の重要テーマ株のひとつとして、自動運転関連銘柄を改めてチェックしておくとよいだろう。 公式サイトはコチラ↓↓
 

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