【CD+アナリストレポート】新田ゼラチン(4977)

レーティング(株価評価)
★★=妥当圏内

ポイント

●国際的な原料高と円安による輸入コスト高の価格転嫁が遅れている。国内食品メーカー向けへの値上げが十分できていない。これに加えて、米国でのケーシング品質のトラブルやインドでの操業ダウンといった一時的な要因も加わって、2014年3月期の業績は大幅下方修正となり、経常利益は1100百万円(前年度比-45.1%)と減益になろう。

●現在、国内のゼラチンは10~15%の値上げを要請しているが、これまでのコストアップを十分吸収できるところまで、採算を改善させるには時間を要しよう。この分、当社の収益は落ちるので、2015年3月期の業績回復の水準も従来みていたよりは低いものとなろう。それでも値上げや新規投資の効果が次第に出てくるので、経常利益で16億円(前年度比+45.5%)は見込めよう。

●当社はゼラチンで国内シェア約60%を有するNo.1企業であり、世界でも第4位に位置する。ゼラチンを軸に、コラーゲンケーシングやコラーゲンペプチドに関して、原料から製品までの一貫生産を行っているのは、世界でも当社だけである。2011年12月の上場を機に、さらなるグローバル展開に向け、大型投資を開始した。インドでは、原料調達面で地歩を固めている。米国、カナダには、M&Aを活かして生産拠点を築いた。中国でもコラーゲンペプチドの現地生産に入り、コラーゲンケーシングの現地生産も検討中だ。また、アセアン展開に向け、ベトナムでも現地生産に入る。グローバル生産販売体制を一段と拡大し、アジアで圧倒的No.1になろうという戦略である。

●2013年7~8月にエクイティ・ファイナンスを実施した。この3年間で110億円を投資するという計画のうち、31億円を資本市場から調達した。16.5%のダイリューション(希薄化)に相当するが、今の中期計画が順調に進展すれば利益面で十分吸収していけよう。

●中期3ヵ年計画では、2016年3月期に売上高410億円、営業利益42億円、海外売上比率45%(2013年3月期33%)を目指しているが、この達成は1~2年先になろう。市場の成長性と競争力の確保という点で、当社の中期展開力は高い。大型投資の成果を見ながら、株式市場での評価も見直されてこよう。ゼラチンとコラーゲンペプチドで世界をリードする企業として注目したい。

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