ヤマハ発動機(7272)

二輪車本格回復が鮮明

 ヤマハ発動機(7272)の業績回復が鮮明になってきた。昨年から始動した中期経営計画初年度の2013年度は、マリン事業が引き続き好調を持続したのに加え、本業の二輪車事業も、新製品投入や世界規模でのコストダウンが功を奏し、黒字転換を達成した。特に営業利益率の向上は目覚ましく、中計最終年度(15年度)計画値の1年前倒し達成も見えてきた。
 

各部門で好材料が揃う

【業績】マリン事業牽引 全部門黒字確保

 13年度決算は、連結売上高1兆4104億円(前年同期比16.8%増)、営業利益551億円(同3.0倍)、当期純利益440億円(同5.9倍)となり、同社の本格的な業績回復基調を示す結果となった。
 事業を牽引したのは、北米市場が好調なマリン事業で、営業利益は12年度の109億円から2.9倍の318億円へと拡大。売上高こそ2434億円と全事業の17%強に過ぎないが、営業利益では実に57%を占めており、今や同社の稼ぎ頭と言っていいほどの成長ぶりだ。
 一方、主力の二輪車事業も売上高が前年同期比16%増の9282億円を上げ、営業利益84億円と黒字転換を果たした。内訳を見ると、欧米の先進国市場が堅調だったことに加え、アジアの大市場、インドネシア、インドで順調に推移。半面、政情不安のタイや競争激化のベトナムでは苦戦した。

【注目材料】2本柱に加え RVにも注目

 本業の苦戦を、高収益のマリン事業が補う。今期は過去2年間続いたこの構図から脱するための試金石となる。
 完全復活を目指す二輪車事業は、「BOLT」「MT―9」などの世界戦略車がフル稼働するのに加え、開発中の共通プラットフォームや低燃費の次世代エンジンの投入などで攻勢をかける。
 マリン事業も量販ゾーンの115馬力船外機をはじめとする新製品投入のほか、コスト削減効果の高いタイ工場が稼働するなど盤石だ。
 さらに目立たないが、有望な事業となり得るのが、「VIKING」がヒットしているRV(レクリエーショナル・ビークル)事業だ。今期はロシア市場でも新商品投入を予定しており、マリン事業に続く、ダークホース的な事業部門だ。
 他に東京国際モーターショーで注目を集めた斬新な3輪バイク「TRICITY」も夏以降に発売されるなど、発表数字には表れていないポテンシャルを秘めている。

【株価展望】調整局面続くも PER割安水準

 昨年5月23日の1825円をピークに、現在は1300円から1600円のボックス圏に定住。だが、PER11倍弱と割安な指標や、今年度の事業ポテンシャルを考慮すれば上放れ余地は大だ。

ヤマハ発動機の連結業績推移(予想含む) (単位:100万円)
決算期 売上高 営業利益 純利益
11年12月期 1,276,159 53,405 26,960
12年12月期 1,207,675 18,598 7,489
13年12月期 1,410,472 55,137 44,057
14年12月期 1,500,000 75,000 45,000

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