日はまた昇る。試練を経て更に力強くなった日本自動車関連企業。

【要約】
□東京モーターショーは前回大会より活気に溢れていた。近未来的な機能も複数紹介。
□自動車関連企業の好業績は、円安だけではなく、収益構造体質強化の賜物と考える。
□日本の自動車販売は想定以上に好調。消費増税前の駆け込みとアベノミクス効果か。
□好業績でも自動車関連企業は気が緩んでいない。過去最高益更新企業の続出を予想。
 

東京モーターショーは前回大会より活気に溢れていた。近未来的な機能も複数紹介。

 2013年11月22日から12月1日の日程で第43回東京モーターショーが開催されました。
 2011年の前回大会と比較すると、参加企業の業績が格段に改善したこともあり、会場には前回以上に活気が溢れていたように感じました。また、展示内容では、従来の省燃費の概念に加えて、自動駐車システムはじめ近未来的な機能が複数紹介されていた点も目を引きました。

自動車関連企業の好業績は、円安だけではなく、収益構造体質強化の賜物と考える。

 2013年11月末現在、多くの完成車および自動車部品企業の株価は、昨年末と比較して大幅に上昇しています。業績改善と株価上昇について、1ドル80円を超える超円高の是正を取り上げる報道が散見されます。実際には「2008年の金融危機以降の需要減少・円高・天災などを経て各企業の収益構造が格段に強化されたところに円安の追い風が吹いている」という見方のほうが正しいと思われます。

日本の自動車販売は想定以上に好調。消費増税前の駆け込みとアベノミクス効果か。

 自動車に関連してもうひとつ興味深いのは、構造的な縮小が叫ばれて久しい日本市場が健闘している点にあります。日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会が発表した2013年度上期(4-9月)の新車販売台数は、前年同期比1.7%減の254万5259台となりました。前年にエコカー補助金による需要押上げがあったことを考えると、前年比の減少が小幅で済んだ点は前向きに評価出来ると思われます。来年4月に実施予定の消費増税前の駆け込み需要も一部は寄与していると思われるものの、少々時期が早いことから、いわゆるアベノミクス効果による消費者心理の改善が自動車販売を後押ししている可能性があります。

好業績でも自動車関連企業は気が緩んでいない。過去最高益更新企業の続出を予想。

 業績が改善し、その結果として株価が大きく上昇しているにも拘らず、完成車と自動車部品企業には気が緩んでいる様子がありません。過去の業績悪化局面の経験を踏まえた守りの意識を持ちつつも、世界自動車販売増の取り込みと他社との競争を見据えて経営資源を配分する攻めの姿勢は、投資家の立場からは安心感があります。我々は、数々の苦難を経て強固になった日本の完成車および自動車部品企業の競争力は一時的なものではなく、持続可能性の高いものと考えております。不測の事態による急激な円高への逆戻りや世界自動車需要の急減がなければ、早ければ今年度、遅くとも2-3年の間に多くの企業が過去最高益を更新することが予想されます。

このページのコンテンツは、スパークス・アセット・マネジメント㈱の協力により、転載いたしております。
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