2014年の投資戦略、高レバレッジを~危機克服、米日欧主導のグローバル繁栄、日本株一段高へ~

覆される経済常識

リーマン・ショック後の経済論壇を支配した常識がことごとく覆されている。資本主義や市場経済は依然パワフルである。米国は衰退に向かうどころか、活力を取り戻しつつある。BRICSの時代ともてはやされた新興諸国は深刻な経済停滞・経済困難に直面しつつある。崩壊必死と喧伝されたユーロは見事に立ち直りつつある。何よりも「成長期待を捨てなさい」とメディアや学者、評論家が言い募ってきた日本経済が大きく蘇生しようとしている。なんと世間の常識は的外れであった事か。

2014年世界経済は先進3極、米、日、欧の顕著な経済拡大の下、株高などリスク資産投資の進展が予想される。2014年は新たなパラダイムの下で、新たな投資・ポートフォリオ秩序が形成されるだろう。キーワードは「高レバレッジ」である。日本株はその柱の一つと考えられる。2014年中には日経平均は22,000円、円ドルレートは110~115円に到達するだろう。10年物日本国債利回りは1%以下にとどまるだろう。

(1) 本格拡大に向かう先進国経済

絶好調に向かう米経済

米国経済は、2013年にGDPを1%押し下げた増税・歳出削減効果が無くなる上、株高・住宅価格回復など資産効果の顕在化、シェールガス効果もあり、3%の本格成長軌道入りが確かになるだろう。QEの縮小開始(今後数か月以内と予想される)は、良いサインとなろう。QEの弊害・副作用はさしあたって何もない。将来のインフレ、過剰な資産価格の上昇、過剰なリスクテイクの助長を弊害と挙げる人がいるが、過度の低インフレと低資産価格、リスク回避の是正こそがいま必要なこと、その是正が行き過ぎるということは、政策目的が完全に達成されたということ、つまりQEの終焉は完全なる景気回復、完全雇用の復活そのものなのである。当面QE縮小が始まってもQEが終わるわけではない。米国では景気回復、更なる企業業績拡大と低金利の共存の時代が続くだろう。

★図表1-2

★図表3-4

危機終焉の欧州
欧州危機の終焉は確実であろう。3年続いた戦後最悪のユーロ圏不況は終わった。南欧諸国のほぼ10%のGDP下落=生活水準の下落により、対外経常赤字は一掃された。また財政収支も劇的に改善、ユーロ圏全体でプライマリー財政収支は黒字化、米(▲3%)・日(▲8%)・英(▲3%)の著しい赤字とは好対照となっている。2014年、3要因が欧州景気を押し上げ、2%近い成長回復が確かとなるだろう。3要因とは、①窮乏生活が続いた南欧諸国の正常化(膨大なペントアップ需要の発現、金利急低下による信用回復)、②ドイツの緊縮から成長への政策軸の転換(CDUとSPDの連立による)、③ストレステスト完了後の信用回復・銀行機能の正常化(ユーロ圏のみ信用収縮がいまだに続いている)、である。欧州への投資資金流入がすでに増大し始めている。ヘッジファンドの覇者、ジョン・ポールソン氏はギリシャのディストレス資産を購入している。

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