年末相場は、日経平均の大きな上昇は期待できず

年末相場は、日経平均の大きな上昇は期待できず
・・・FOMCの結果発表後は、個別銘柄物色相場か?・・・

<先週は、メジャーSQを週末に控え高値は15650円、安値は15251円と荒い動き>
 先週の予測では、13日(金)のメジャーSQを週末に控え、先物主導で荒い動きになることを想定しました。週明けの9日(月)は、前週末のアメリカの雇用統計の改善を好感してアメリカ株が大幅上昇したことで△350の15650円となりましたが、市場ボリュームは増加していないので、日経平均がこのまま上昇して5月23日の15942円を突破するには、円が更に一段安とならない限り難しいとしました。

 結局、先週は9日(月)の15650円を高値にして、裁定買い残の高水準やメジャーSQを前に利益確定優勢となり、先物主導で売られ、さらにアメリカの量的緩和縮小への思惑からアメリカ株式が軟調となったことも加わり3日連続安となって、12日(木)は▼173の15341円となりました。週末13日(金)のメジャーSQは、予想を上回る売り越しによってシカゴCMEが15520円となっていたにもかかわらず、SQ値が15303円となり日経平均は15251円まで下げましたが、25日移動平均線(13日時点15294円)によってサポートされると後場には為替が1ドル=103.92円となって年初来高値(円は年初来安値)を更新すると、先物主導で一時△191の15532円まで上昇し、終値は△61の15403円で引けました。一段の円安となりましたが、証券優遇税制廃止前の売りや年末の換金売りが出ており、上値追いとはならず、高値圏のもみあいとなりました。

<今週の焦点は17~18日のFOMCの結果>
 今週は、17~18日のFOMCで量的緩和の縮小がスタートするのかどうかを見極める展開となります。ドル・円相場は、財政協議の合意を受けて来年1月の政府機関の閉鎖はなくなったことで政治的不透明感がなくなり、経済指標の好調が確認されてきたことでドル買いとなって、13日(金)は1ドル=103.92円と年初来高値を更新しました。しかし、株式市場は10年物国債の金利が上昇したことを嫌気し、先週は週間で264ドルの下落となりました。
 一段の円安となれば、日経平均は上値を追うところですが、アメリカ株式が下落すれば外国人主体の日本市場では株式への買いが減少し、又、証券優遇税制の12月期限を前にしてまだ売りが続いており、年末換金の動きもあって上値は追えない状況となっています。外国人投資家はメジャーSQが過ぎたことでクリスマス休暇に入るため、日本市場への資金流入は減少し、主力株が買われず円安が進んでも上値は限定的となりそうです。そうなると、個人投資家主体の中小型株、材料株相場となりますが、個別株でも上昇が長く続きませんので、大きく上昇すれば利食い優先となります。いわゆる〝モチつき相場〟と言われるように、アチコチで上昇しても銘柄が目まぐるしく変わる相場になるかもしれません。

 17~18日のFOMCでQE3の縮小が実施されるかのようなコメントが多く出て、相場はそれを前提に動いているようにみえますが、実際のエコノミストの間では、年内縮小とみているのは全体の30%ぐらいと言われており、バーナンキ議長が1月の退任までは実施されないとの見方が多いのが事実です。そうであれば、先週末のドルの年初来高値は思惑による上昇で、ハゲ落ちる可能性があります。
 相場は動かないと参加者は儲かりませんので、6日(金)の11月雇用統計の改善と財政協議の合意を材料にQE3の縮小が実施される可能性が高いとして、ドル買い・円売りを仕掛け(噂で仕掛け)、FOMCの結果を待って、実施されても見送られても(事実で手仕舞う)ということになって、大きな規模で縮小が実施されない限り円安は一服する可能性があります。日米の株式は、為替を睨んだ上値の重い展開が想定されます。

 日経平均のチャートをみると、12月3日の15794円を高値とし、12月6日の15112円を安値とする三角保ち合い(もしくはボックス相場)となっており、12月9日の15650円を抜けずに下落すれば、目先は12月3日の15794円を抜けずに、再び下げに転じる可能性があります。下値ポイントは25日移動平均線(13日時点15294円)を割ると15000円、その下は14700~14800円台となります。
 もし、FOMCで縮小が決定しなければ、先週の下げ分を埋める上昇となってもおかしくありませんが、縮小が決定されれば、その規模の程度によって株式市場が少し下がるのか、大きく下がるのかは結果をみないとわかりません。

 本日16日(月)の動きをみると、先週のドル高・円安は上述したように思惑での上昇だったようで、早くもドル売り・円買いの動きとなり、これがこれまでと逆に「円高・先物売り」という形となって下げ幅を拡大する動きとなって、寄り付きこそ△5の15408円で始まりましたが、そこから25日移動平均線(本日前場15333円)を割ると、後場には15146円まで下げて終値は▼250の15152円となりました。想定したように海外の資金流入が減少し、出来高・売買代金共に大幅減少となっています。FOMCの結果によっては、上値は限定的で下値は15000円を試す動きとなるかもしれません。

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