ヤマハ発動機(7272)

三輪そして四輪にも進出

 国内自動車産業の復調や環境技術の具現化などを背景に、近年まれに見る熱気に包まれる「第43回東京モーターショー」。なかでも異彩を放っているのがヤマハ発動機(7272)のブースだ。“らしさ”を感じるオートバイの新製品群とともに、三輪コミューター「TRICITY」、2人乗り小型四輪車「MOTIV」というコンセプトカーも出展。世界トップクラスの二輪車メーカーの存在感を改めて印象付けた。

ph_bike_car_530
三輪コミューター「TRICITY」(右)と四輪車「MOTIV」(左)
 

見えてきた国際的二輪車メーカーの未来像

 今夏に発表されたヤマハ発動機の事業説明会の内容は、集まった多くの記者たちを括目させた。
 北米市場が好調で、今や同社の稼ぎ頭でもあるマリン部門の各商品群。世界のイノベーションの先頭に立つ「PAS」を始めとした電動二輪車。北米を中心に、ブラジル、ロシアなど新興国でも成長著しいリクリエーション・ビークル。
 これら近年の同社事業を牽引する分野に加え、同社の根幹である二輪車でも、「BOLT」や「MT-09」など、世界中のファンが待望する“ヤマハらしい”数々の新商品の開発を発表。さらに同社の未来像の一つとして、三輪バイクと小型四輪車の開発も発表されたのだ。
 今回の東京モーターショーでは、これら夢のある新製品が一般に公開された。国内初公開のものも多く、いずれも今年発表された中期経営計画の「新たな顧客の開拓」と「新規事業の開拓」という2つのコンセプトに基づいて開発された。その意味では、同社事業の将来を映すものばかりだ。

ph3_bike積極的な製品開発

 新たな顧客開拓には、北米市場で圧倒的な人気を誇る「BOLT」シリーズの試作品で、オーナー自身がカスタマイズ可能な「BOLT Cafe」や“毎日乗れるスーパーバイク”がコンセプトのグローバル市場向けモデル「R25」といった製品が有望だ。
 モジュール設計が可能で、電動二輪と従来の二輪車の長所を併せ持った「PES1」「PED1」も、時代を先取りした斬新なデザインコンセプトがユニークだ。

新事業にも挑戦

 そして、同社の新規事業へのチャレンジとして多方面から注目されているのが、「全く新しい乗り物」(同社・柳弘之社長)である三輪コミューター「TRICITY」と、往年の名車「トヨタ2000GT」以来の開発で、同社ブランドとしては初となる四輪車「MOTIV」である。
 「TRICITY」は14年の商品化が決定。「日本市場での価格は40万円以下を想定している」(柳社長)という。
 また、二人乗りの小型四輪車、「MOTIV」は20年までの実用化を目指している。
 二輪車で培った技術をもとに、様々な分野の乗り物で新事業を開拓する。今回の東京モーターショーでは、ヤマハ発動機の将来像が示されたと言えよう。

ph1_yamaha

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> 注目銘柄・企業情報> ヤマハ発動機(7272)