プリマハム(2281)

依然、低金利に後押しされた好需給相場が続いています。特に業績に対する見方が変わったわけでもなく、3ヵ月もすると10倍だったPERが15倍、20倍に変わっています。もちろん、業績の見通しが大きく変わった場合はその限りではありませんが、それでも株価がそんなに上がっていなければ、大きく売られることもありません。
なかなか押し目を待っていても、希望するところまで下がってくることは滅多にありません。
しかし、不思議と極端に売られる場合があります。第1には配当権利落ちがあります。そんなときには実は絶好の買い場になっていることが往々にしてあります。また、別のケースでは通期決算が発表されて、次期予想が期待を裏切ると大きく売られます。もちろん、この場合は配当権利落ちと違って、ケースバイケースで売り買いを判断しなければなりません。
ただし、企業の業績予想の癖を知っていると、比較的簡単に判断ができることもあります。たとえば、企業の中には常に会社予想が慎重な会社があります。これを探すのは少し手間がかかりますが、2-3年さかのぼって通期決算の決算短信を見れば、その傾向がつかめます。
さて、今回の決算発表で売られた株の1社がプリマハム(2281)です。年初にこのコラムで紹介した時と比較すると、株価はかなり上がっているのですが、それでも決算発表後に株価が調整していますので、再び買いやすい株価になっています。
前回の記事はこちら:http://money.minkabu.jp/37513
この会社はここ数年間、毎期期初予想は二けたの経常減益ですが、着地はすべて増益になっています。
10年前までの同社は、食肉加工業界でお荷物のような存在で、毎期赤字を垂れ流していました。しかし、伊藤忠食品のテコ入れで、この10年間で実は様変わりした会社です。
大きなポイントは、人手がかかるために自動化による生産性の向上が難しい食肉加工品において、この10年間に目覚しいローコスト化に成功しています。
加工食品事業は業界トップの日本ハムの60%程度の売上高に過ぎませんが、日本ハムより高い売上高営業利益率を達成しています。
その結果この10年間で収益を稼げる会社に変貌を遂げ、食肉加工業界で唯一過去最高益の更新を続けています。かつて600億円あった有利子負債も終わった期には150億円まで減少し、それに対して現預金が90億円ありますから、ネットキャッシュまでもうわずかです。
バリュエーションもこのクラスの食品企業にしては低PERといえますので、その面からの安心感もあります。
なお、こちらに同社の本質的な強さがわかるレポートがあります。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/565

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