国内株価の見通しを上方修正~目先は上にも下にも波乱展開か~

一隅の花(2013/5/12)2013‐006

国内株価の見通しを上方修正
~目先は上にも下にも波乱展開か~

 月次見通し資料「花の一里塚」5月号(5/1付)の日経平均株価の見通し(メインシナリオ)を、下記の通り上方修正する。

「花の一里塚」5月号 ⇒ 今回の修正値

2013年5~6月 12000~13900 ⇒ 13000~15500

2013年7~12月 12500~14500 ⇒ 13000~16000

 現在の日本の株価が、しっかりと経済や企業収益の実態改善に支えられたものであるかと言えば、期待先行の面が大きい(実態が悪いわけではないが、緩やかな改善)、と引き続き考えており、その点に変わりはない(「花の一里塚」5月号に掲載した、日本の経済・企業収益の実態の動きと、それに対する株価の動きについて、当方の考えをまとめた模式図を、図1で再掲する)。また、特に4月の日銀の追加緩和発表以降、国内株式市場を大きく動かしてきた「カネ余り期待」については、後で述べるように息切れを始めている。このため、(図1)のシナリオ①に示されているように、一旦短期的には、国内株価が反落するリスクは高いと、依然として見込んでいる。

 こうした考え方に基づき、3月以降の当方の諸レポートでは、「短期警戒、長期楽観」を維持してきた。しかし実際の株式相場は、「押し目待ちに押し目待ち」の格言のように、調整はあっても短く軽微に終わり、むしろ上ブレを繰り返してきている。目先は、さらなる上ブレ、すなわち心理的に上昇した相場がさらに心理面から上昇する、といった展開は否定できない。特に最近の株式市場は、カネ余り期待から米国の景気回復期待へと材料を乗り換えており、まだ当面は新しい材料に沿って上値を伸ばす展開も否定できない情勢だ。

(図1)

 このため、日経平均株価の予想レンジを上方修正する。ただし述べたように、現在までの株価上昇が実体経済の改善より速度が速いこと、したがって足元の株価は期待に相当部分支えられている(ということは、一度心理が逆回転すると株価はもろく崩れる可能性が高い)こと、以上より目先は株価上ブレのリスクが高いが、さしたる材料もなく下ブレするリスクも高いこと、を念頭に置くべきだろう。

 投資スタンスについては、(図1)にあるように(また、昨年来ずっと主張しているように)最終的には国内株価は日本を含めた世界経済の改善に沿った、長期上昇基調をたどると考えており、現時点の株価よりたとえば今年末の株価の方が高いと予想している。このため、足元の株価の波乱リスク(上にも下にも)を踏まえると、買いタイミングを欲張らず、時間分散による買い溜めを行なうことを、引き続き推奨したい。

【「カネ余り期待」は後退を始めている】

 4/4(木)の日銀の追加緩和発表以降、国内株式市場は、全体的にはカネ余り期待に支えられてきたと言える(もちろん、個別にそれぞれの材料で上がった銘柄も多いが)。

(図2)

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