【銘柄研究所】ヤマハ発動機(7272)

商品開発力の強化で売上高2兆円達成目指す

 ヤマハ発動機(7272.T)は世界第2位の二輪車メーカーとして知られるが、マリン分野や電動自転車などでも先端技術を有し、トップシェアを誇っている。近年、アセアン市場の成長鈍化により業績が低迷していたが、今期からV字回復を目指す中期経営計画が始動。為替相場の好転もあり、株価も上昇局面を迎えている。

業績

 近年、リーマン・ショックの後遺症から順調に回復しつつあったヤマハ発動機。だが2012年度は、それを支えていたインドネシア市場が、ファイナンス規制の影響もあって急減速。このドル箱市場の不調が響き、同社の二輪車事業も低迷。
船外機などマリン事業では、米国市場の回復や新興国市場の成長によって増収増益を確保したものの、同社全体では、前期比65%減の営業利益186億円という結果に終わった。
 この状況を踏まえ、12年末に発表された「新中期経営計画」では、商品開発の強化や世界規模でのコストダウン戦略によって15年度に売上高1.6兆円、営業利益率5%、17年度には売上高2兆円、営業利益率7.5%達成を目標に掲げた。
 最激戦区、インド市場への本格参入や為替相場の適正化もあり、この計画が順調に推移すれば、同社は再び日本を代表する国際的メーカーとして輝きを取り戻すだろう。

注目材料

 中期経営計画の成否を占う最初の試金石となるのが、近年、抑制していた新商品開発と研究開発体制の再構築整備だ。
 まず、世界一の二輪車大国、インドに研究開発拠点として新会社を設立。激戦市場攻略に向け、現地のニーズに即した商品開発を行う。
同拠点は地理的に見れば、ミャンマーやバングラディッシュ、さらには“最後の未開拓市場”アフリカへの事業展開も見据えることができ、同社の将来戦略にとって重要な要となる。
 二輪車では他にも4月に、先進国市場向けに新型クルーザー「BOLT」を投入、販売拡大を目指す。
また、今期の事業計画では同社の営業利益の半分を稼ぐことになるマリン事業の進捗も鍵を握る。市場規模こそ二輪車に比べて小さいが、今後、世界規模で安定的な成長が見込めるマリン事業は、中期的に見れば同社の事業の柱の一つ。
さらに爆発的な普及が期待される電動自転車にも注目したい。ヤマハの「PAS」と言えば、日本国内でもベストセラーだが、欧州市場での展開を加速させ、グローバル商品としての成長を目指し、輸出を強化する。

株価展望

 上昇局面にある同社の株価は、4月22日に年初来高値1416円を付けた。為替感応度が高く、事業の進捗次第でリーマン・ショック後の高値1705円も視野に入るのではないか。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> 注目銘柄・企業情報> 【銘柄研究所】ヤマハ発動機(7272)