金価格急落は長期株高の予兆である

金急落は「インフレ到来論」「ブラックスワン論」の破綻を示唆

金価格が急落している。現代資本主義100年の歴史の中で3度目の金ブームは終わった公算が強い。どのレベルの金価格が妥当なのか、相場感が失われている。金のコスト、金の需給等、通常の財の価格分析手法が役に立たない。それも当然である。金価格の長期変動は、①経済危機のぼっ発と深化、回復というファンダメンタルズ、②危機に対応した新通貨レジームの登場と定着、という2要因の相克によって決定されてきたからである。そして、①、②を歴史的に検証していくと、金価格下落は、経済繁栄と長期株高の予兆という結論に至る。

今回の金価格急落は二つの悲観論の論理破綻を示唆していると考えられる。第一の破綻は「インフレ到来論」である。金価格下落が、中国経済の急減速、資源価格の低下とともに起こり、長期金利の低下とも連動している事で、インフレ到来を予測する議論は説得力を失った。そしてそうした投資ポジションを取ってきた投資家(例えばジョン・ポールソン)に多大な損失をもたらしている。

第二の悲観論は、あらゆる事象を悲観的将来に結びつけたがる「ブラックスワン論」で、論者(PIMCOのモハメド・エラリアン氏等)は、金価格の下落こそ、デフレ懸念の進行、経済困難の深刻化という主張を正当化する証拠と見ているようである。それに対して、かねてより悲観論の論理矛盾を指摘してきた筆者は、金価格の下落こそ通貨の信認の高まりであり、「インフレ到来論」のみならず「ブラックスワン論」という悲観論にとっても誤りである証拠と主張したい。「マネー量の増大とマネー信認の高まり」により、株価上昇の必要十分条件が整ったとは考える方が説得力がある。リスクテイカーにとって、鬼に金棒の環境が整ったと言える。
 

———————–お知らせ———————–

【日 時】 2013円5月12日(日)13:25~ (13:00 受付開始)
【場 所】 東京国立博物館 平成館:大講堂 〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
【定 員】 400席
【参加費】 無料
※当日会場にて義援金(1口3,000円)をお願い致します。
義援金は主催者を通じて全額「東日本大震災こども未来基金」に寄付いたします。

↓ 詳細・お申込みはコチラ↓
https://money.minkabu.jp/seminar20130512

【講演内容】
講演Ⅰ部 武者陵司 「新しい日本の夜明けが始まった」
講演Ⅱ部 鈴木 行生 「日本企業の成長戦略に求められるもの」
講演Ⅲ部 井上哲男 「ニッポン・ヂカラ!の企業達」

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