ヤオコー(8279)

日銀の大胆な金融政策によって、株式市場はいよいよ本格的にバブルに突入しています。

かなり広範囲の銘柄が物色されており、円安銘柄、金融緩和銘柄、インデックス銘柄、さらには土地、株の資産効果銘柄などそのすそ野は広がっています。

もちろん、シンプルに円安、金融緩和メリット株に乗るという手もありますが、シンプルなメリット企業は常に過大評価になりがちで、逆方向にも振られやすくなります。そこで、着実に高いリターンを稼ぐためには何らかの工夫が必要です。

基本にあるのは金余り下の株高ですから、比較的広範囲の銘柄が循環的に物色されることになります。しかし、一方で業績が重視されている面もあり、少しの業績の方向性の差が、大きな株価の差にもなっています。

また、リスクヘッジを考えた場合、業績の状況と比べてバリュエーションに割安感のある銘柄で、当面の業績動向が順調な企業を探す作業が結果をもたらしてくれることになるでしょう。

そんな中で、関東を地盤とする食品スーパーのヤオコー(8279)に注目してみたいと思います。一見地味そうに見えますが、毎年10%ほどの利益成長を続けています。ちなみに2002年3月期の連結営業利益は約44億円で、2012年3月期には108億円となっていて、この10年間も年率9.4%の利益成長を遂げています。この間、イオンやイトーヨーカ堂などの総合スーパーの利益はほとんど増えていないことからも、総合スーパーが言うように単に消費不振が不調の原因というわけではないことがわかります。

それだけの成長性を持ちながらもそれほど高いバリュエーションとならないのは、世の大多数の投資家は、食品流通市場における覇権構造を理解していないため、同社の先行きに強気になれないためです。しかし、実際は日本の食品流通市場は海外先進国と違って、加工食品卸売業の力が強いため、大手総合スーパーの寡占化が進まず、卸の機能に支えられた独自の特徴を持った食品スーパーの成長性が高いということは構造的なものなのです。

また、同社では最近フリークエント・ショッパーズ・プログラム(以下FSP)という手法で、顧客の管理を始めています。FSPは今から10年以上前に米国から入って来た考え方ですが、日本ではポイントカードとして定着はしたのですが、米国のように来店誘致に使っているところはまれです。

しかし、このFSPは本気で使えばその効果は極めて大きいものでして、H&Lリサーチでは過去から注目していました。ところが、日本ではFSPを本気で分析して、顧客誘致に使おうとするところはまれなため、もったいないことだと考えていました。

それに対して、ヤオコーではこれまで一切ポイントカードを発行していませんでしたが、今回本格的に、本来の目的に沿った形で、FSPの導入に踏み切りました。まだ、十分な効果分析が会社側から開示されているわけではありませんが、業界データと比較した同社の既存店売上高は、ここにきてより好調の度合いを増しているように見えます。

なお、同社の詳細な分析はこちらから見ることができます。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/620

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