S&P 500 月例レポート

S&P 500®

~投資家が戻る中、3月の市場は史上最高値を更新~

今の状況に照らしてフランク・シナトラのヒット曲「ニューヨーク・ニューヨーク」を替え歌にしてみるとこうなるでしょう。「みんなに知らせてくれ、私は今日投資するから。私はウォールストリートの一部になりたいんだ。もしあの場所で成功できれば、世界中どこでも成功できるからね。それは君次第だ、ウォールストリート、ウォールストリート」。シナトラはヒットを見抜く力がありました。投資家も然り、というよりも、ウォールストリートの連中はメインストリートの連中がこの替え歌を合唱してくれることを願っています。財政の崖から転落しなかった(とは言え、再来するので完全に忘れることのないようご注意を)ことからいつもより少し長引いた新年のお祝いと同時に、株式投資の「赤信号」も「青信号」へと変わり、株式市場へと資金がシフトしました。株式であれ、住宅であれ、税金であれ、そこに資金が集まれば、価格が急上昇します。自動的な歳出削減に伴う急激な影響はなく、議会が暫定予算可決で政府機関閉鎖を(少なくとも9月30日までは)回避した(良いことだと筆者は思う)ことが、株式市場への資金流入を促しました。また、継続的な景気の改善も下支えとなりました。増税で消費者支出が抑制されることはありませんでした。今その理由として挙げられるのは、増税幅が比較的小さかったため、消費傾向に大きな変化をもたらすほどの影響はない(2013年の米国の国内総生産(GDP)の0.5%の押し下げが予想されている)、という主張です(一方、景気を刺激するための税率引き下げの際の根拠付けは、浮いた金が消費に回る、というものでした)。別の理由として挙げられているのは、経済的破滅の予想を何度も聞かされてきた消費者らは、もはやその手の予想に聞く耳を持たない、という主張です。住宅販売や住宅価格、雇用、(特に投資家の)富を通じた緩やかな経済発展の継続が市場の下支え要因となっています。それに伴い、市場は13週中、11週間上昇しました。親愛なるダウ・ジョーンズ工業株価平均とS&P500は3月に史上最高値を更新、事実上17ヶ月前の水準に戻ったことになります。結果として、第1四半期のS&P500は10.03%と力強い上昇を見せました。市場に参加した投資家の中には、第1四半期報告書を眺め満面の笑みを浮かべる者がいることでしょう。市場に参加していなかった者にしてみれば、様子見姿勢で利回りの低かった資金を再び市場に投入したいところです。ここまで全てが皮肉っぽく聞こえるかもしれませんが、とにかく重要なのは、「ダンスパーティーに今更参加するには遅過ぎるのか」、そして既に参加している場合は「もうそろそろおいとまするべきか」という点です。市場が現在の水準を維持できるかどうかは4月の初めに試されますが、真の試練は第1四半期の決算発表が始まる翌週となるでしょう。決算発表の3週間に市場(および各銘柄)が試され、将来予測が第1四半期の実績と同様に重要となるでしょう。市場が以前の水準に戻ったことから、長期投資家は手持ちの資産とアロケーションを見直し、(騒ぎに惑わされることなく)自らの投資が目標と合致しているかどうかを確認する良い機会と言えるでしょう。

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