2013年4月1日時点での主要市場見通し

花の一里塚~市場見通しサマリー

2013年4月1日時点での主要市場見通し

基本シナリオと見通し数値について

【本格化し始めた可能性がある、行き過ぎた金融緩和期待の剥落】

前号(「花の一里塚」2013年3月号)では、長期的には世界経済の改善による世界的な株高や外貨高・円安を見込みながらも、短期的には相場の調整を予想していた。調整を予想した理由は、
①売られ過ぎたリスク資産が、経済等の実態に見合う水準へと回帰する「第一幕」(これまでの相場)と、実態の改善に沿ってさらに上昇する「第二幕」(これからの相場)との間の、「幕間」としての調整が生じるだろう、
②国内株価や円相場、国内長期国債相場については、日銀の追加緩和に対する期待が過剰である、
だった。
このため、前号の「花の一里塚」では、慎重な見通しに据え置いた。

しかし実際には、行き過ぎた緩和期待が予想以上に長持ちしたうえ、見込んでいたとはいえ、米国景気の堅調さと、それに支えられた裏付けのある米国株高が明確になったため、国内株価と米ドル相場の見通しを誤ったと考えた。そこで3/6付のスポットメモ「一隅の花」(2013-003)「米国の堅実な景気と株価を受けて、国内株価・米ドル見通しを上方修正~ただし短期的には調整リスクに留意すべき」で、日経平均と米ドルの予想レンジを上方修正した。
とは言うものの、日経平均については、「花の一里塚」での予想レンジ上限である12000円を超えて推移することは長くなるだろうが、12500円は超えないか、あるいは超えても小幅・短期間に止まると予想し、上限を12000円から12500円に小幅修正するにとどめた。米ドルについても同様に、上限を95円から97円に、2円幅だけ上方修正した。
結果として、そうした小幅修正だけにとどめたことが、適切であったと言えよう。

既に国内では、過剰な「異次元の緩和」期待が剥落しつつある。黒田総裁下の日銀は、積極的な緩和を進めようが、それはこれまでの白川総裁下の日銀が積極的な緩和を行なったことの、延長線上にあるからだ。
実際、最近の各市場の動きをみると、まず日経平均はザラ場ベースでは、3/21(木)の12650.26円が第一のピーク、続いて3/25(月)の12594.36円が第二のピークとなって、明確に天井を打って下落する形に突入している。
米ドルの対円相場は、株価よりやや早く3/12(火)の96.71円でザラ場の天井をつけた後、何度切り返してもその水準を上抜けることができなくなり、円高へと進みつつある。
株安・円高なら、債券が買われてよいところであるが、10年国債は、3/29(金)、4/1(月)と売られ、指標国債利回りは3/28(木)の0.513%を底として、上昇し始めている。

以上より、短期警戒(米国株は上昇基調を維持すると見込むが、国内株価は下落、円高・外貨安)、中長期楽観(世界的な株高、外貨高・円安)といった見通しを堅持し、予想レンジのほとんどは、3/9付メモから変更しない。
ただし、国内10年国債利回りについては、3月下旬まで、予想レンジ下限を下抜けて低下してしまったため、現実の相場に合わせて、6月までの予想レンジ下限のみを下方修正する。

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