2013年2月1日時点での主要市場見通し

2013年2月1日時点での主要市場見通し

主要市場見通し

基本シナリオと見通し数値について

世界的な株高、外貨高の流れ続くと見込むが、スピード調整を交えながら

前号(「花の一里塚」2013年1月号)に引き続き、世界的な株高、日米独などの長期金利の上昇、外貨高・円安といった基調を予想する。この基本的な見解に全く変更はない。

そう予想する背景要因も、前号から変わらない。すなわち、
①「まあまあ」の世界経済の実態に対して、行き過ぎてしまった悲観論の、後退・剥落、
②2013年以降も続く世界の経済・金融情勢の改善、
の2点だ。

現時点での世界市場の好転は、主としてまだ①の要因が大きいだろう。主要国(日本、米国、中国など)の経済実態は、2012年10~12月頃が最悪で、そこからの改善に入ってはいるものの、まだ明確に景気改善が見えているとは言い難い。最終的には、①の局面から②の局面へ移行すると考えるが、その狭間において、短期的な相場調整は起こりうる(とは言っても、大きな株価や外貨の下落は生じにくいだろう)。

こうした世界的な大きな流れの中で、国内株価の上昇や円安を捉えるべきであって、いわゆる「アベノミクス」は、相場に影響を及ぼす一要因に過ぎない。ましてや、日銀が追加緩和するかどうかは、(思惑や誤解を除けば)日本経済や市場に与える影響はほとんどない。というのは、量的緩和を進めても資金がほとんど銀行システムに滞留し、融資増などの形で経済全体には出回りにくい状態であるからだ。

と述べると、「なんだ、流動性相場にはならないのか」「バブルは来ないのか」と失望する向きもあろう。しかし、国内株高・円安が日銀の金融政策によるものではない、ということは、今年内に日銀が、既に発表されたもの以上の追加緩和を全く行なわなかったとしても(その可能性は高いと予想している)、世界的な潮流の中でさらなる国内株高・円安が見込まれる、ということを意味する。これが本レポートの最も重要なメッセージだ。

なお、具体的な相場見通しの数値については、国内株価、米ドルと豪ドルの対円相場については、1月中の堅調な相場展開を踏まえ、下値リスクが軽減されたと考え、6月末までの見通しの予想レンジ下限のみを、小幅上方修正する。上限や、今年後半の見通しは全く修正しない。ユーロ相場については、想定以上の上昇が進んだため、全般的に予想レンジを上方修正する。しかし修正幅は極めて限定的にとどめる。国内長期金利は、株高・円安にも関わらず、金利の低迷が続いている。まだ国内実態経済の立ち上がりが弱く、資金実需の回復が鈍いためと考えている。いずれ金利の居所が上方にシフトすると見込むが、長期金利が目先はまだ低水準で推移する可能性が高いと考え、予想レンジの下限を小幅に下方修正する。

足元の株高・外貨高の勢いに比して、慎重な見通しであると考えている。これまでと同様の相場の勢いが継続するというより、今後は時折調整を交えると予想しているためだ。

2013年6月末までの予想レンジ(メインシナリオ)について、前月号(2013年1月号)との具体的な変更点は下記の通り。
日経平均株価(円) 10000~12000 ⇒ 10500~12000
10年国債利回り(%) 0.75~1.2 ⇒ 0.73~1.2
米ドル(円) 83~95 ⇒ 85~95
ユーロ(円) 107~120 ⇒ 110~127
豪ドル(円) 85~105 ⇒ 90~105
(下線太字部は修正個所)
2013年12月末までの予想レンジ(メインシナリオ)について、前月号(2013年1月号)との具体的な変更点は下記の通り。
日経平均株価(円) 10500~13000 で変更なし
10年国債利回り(%) 0.90~1.7 で変更なし
米ドル(円) 85~100 で変更なし
ユーロ(円) 110~125 ⇒ 110~130
豪ドル(円) 90~120 で変更なし
(下線太字部は修正個所)

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> 市場解説・相場展望> 2013年2月1日時点での主要市場見通し