ETF - エコな投資のファンクラブ 第23回 韓国株ETF(1313)の高騰と日本株

ETF - エコな投資のファンクラブ 第23回
韓国株ETF(1313)の高騰と日本株
(A fan club for economical investment)

ETFについて旬の話題をお届けするウィークリー・レポートです

 先週の国内ETF*市場では、韓国株に投資する「サムスンKODEX200証券上場指数投資信託」(1313)が大幅に上昇しました。韓国株は、サムスン電子の主導で11月半ば以降大きく上昇しています。一方、日本株も野田首相が解散を表明した11月半ばから上昇基調を続けています。2008年のリーマン・ショック後、大幅な円高とウォン安が進み、それが日本株の低迷と韓国株の高騰をもたらしました。最近では、円高とウォン安が是正されつつあるとはいえ、リーマン・ショック前の水準と比べると、まだまだ円高ウォン安です。今回は、韓国株ETFの動きからはじめて、リーマン・ショック前後からの日韓両国の為替と株価の動きを総括します。

* 本レポートで「ETF」というときは、特に断りのない限りETNを含みます。

韓国株の上昇に加えて、円安ウォン高が韓国株ETFの円ベースの価格を押上げ

 先週の国内ETF市場では、「サムスンKODEX200証券上場指数投資信託」(1313)が8.36%上昇し、値上がり率トップ*となりました。このETFは韓国に上場しているETF(韓国における銘柄コードは、069500)を東証に重複上場させたもので、国内の証券会社を通じて円で取引することができます。

* 先週末12月14日金曜日と先々週末12月7日金曜日に取引のなかった銘柄は除きます。以下、同じ。

 ポートフォリオをみると、韓国を代表する企業である総合家電・電子製品メーカーのサムスン電子が20.8%という圧倒的に高いウェイトを占めています(2012年3月30日現在)。ちなみに、第2位の現代自動車のウェイトは5.4%です。
 11月半ば以降、韓国株はサムスン電子が主導して大きく上昇しました。先週末12月14日の終値を11月16日の終値と比較すると、サムスン電子が15.9%、韓国総合指数が7.2%上昇しています。また、この間、円安ウォン高が進行したことも韓国株ETFの円ベースの価格を押し上げました。一方、同じ期間、日経平均株価は7.9%上昇しています。

円安ウォン高の継続が予想される中、韓国株の上昇余地は限定的か

 しかし、韓国株の上昇は長くは続かないと予想されます。それは、足元でウォン高と円安が進行しており、この傾向は当面持続すると考えられるからです。最近のウォン高の背景には、FRB(米連邦準備制度理事会)が9月半ばにQE3(量的緩和第3弾)を決めたことから投資家のリスク許容度が高まったことが挙げられます。先週12日に失業率が6.5%程度に落ち着くまで事実上のゼロ金利政策を継続するなどの量的緩和の強化策をFRBが決めたことなどからみて、このような「リスクオン」の状況は当面続くと予想されます。
 さらに、日韓の政治状況をみると、日本では総選挙に向けてデフレ脱却のための大胆な金融緩和を主張する声が高まったのに対して、韓国ではいずれの有力候補も輸出企業にはマイナスだが一般国民にはプラス面も大きいウォン高を容認する姿勢がみられます。このようなことからウォン高と円安は続き、それが輸出企業の多い韓国株にとってマイナスとなることから、韓国株の当面の上昇余地は限定的と考えられます。

最近のウォン高にもかかわらず、リーマン後の円高ウォン安はまだ解消されていない

 最近では円安ウォン高が進んでいますが、リーマン・ショック(2008年9月15日)前後からの為替動向をみると、現在の為替レベルはまだまだ円高ウォン安といえます。

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