指導者交代

党大会

 2012年11月8日、中国・北京の人民大会堂で中国共産党の第18回党大会が開幕しました。党大会は5年に1度開催され、新指導部が発表されるとともに党の思想・方向が確立されるため、中国で最も重要なイベントとなります。また、今回が世界第二の経済大国として初めての指導者交代ということに加え、米国などのように長期間にわたる選挙運動が行われずに、新指導者についての情報がはるかに少なく、考え方もほとんど知られていないため、指導者の交代を意味する党大会がより一層注目されるようになりました。

成長目標

 「GDP(国内総生産)と国民1人当たりの収入を2020年までに2010年の2倍にする」。これは前回2007年の党大会で示した目標を事実上、上方修正する内容となりました。2007年の党大会では、2020年のGDPを2000年の4倍に引き上げると目標設定されました。2010年のGDPは40兆1202億元(約512兆円)で、2000年から4倍以上に拡大。物価上昇を加味しても2.7倍に膨らんでいるため、2020年までにさらに倍増させると、実質ベースで3割超の上方修正になります。
 しかし、10年間に2倍という目標に関しては、年率に直すと7.2%の経済成長があれば達成できるので、2011年と今年の状況から見ると、かなり現実味のある目標であることが分かります。


出所:ウィキペディア

大国のリーダーの素顔

 中国共産党の最高指導者であった胡錦濤氏の後任として、事実上中国のトップとなった習近平氏は、今まであまり海外メディアで露出されたことなく、謎とされた人物です。
 中国の政界には、大きな派閥が二つあります。ひとつは中国共産主義青年団(共青団)から選抜された学歴エリートのグループで、胡錦濤氏は学歴エリート・グループの代表的な人物です。もうひとつは太子党と呼ばれる共産党幹部の2世グループで、習近平氏が太子党に属します。
 習近平氏の父親は、元国家副主席の習仲勲氏、文化大革命前後に合計16年間も身柄を拘束された経験を持つ政治家です。習近平氏は北京生まれで、清華大学卒業後、河北省、福建省、浙江省、上海市で政治家としてのキャリアを地道に積んできており、順調に出世してきました。2008年についに国家副主席に抜擢されました。中国国内の世論によると、習近平氏は特に確固たる主義主張はなく、人の話をよく聞き、状況に応じて適切な政治スタンスを取るといわれています。確かに、時折強硬な政治姿勢をハッキリと見せる胡錦濤氏や、穏健派といわれる温家宝氏と異なり、一貫した態度はあまり見せないイメージがあります。今後様々な政治、経済、外交問題が抱えている中国にとっては、このような性格なリーダーが一番相応しいかもしれません。


習近平氏
出所:ウィキペディア

(編集後記)習近平氏の奥さん、つまり次期中国のファーストレディーは中国でNo1の歌姫と呼ばれた歌手の彭麗媛氏です。習近平氏が副主席になるまでは、中国においては、彭麗媛氏の知名度の方が圧倒的に高いといっても過言ではありません。今後の彭麗媛氏のファーストレディーとしての活躍に注目していきたいと思います。

(告られタイ)

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