2012年12月3日時点での主要市場見通し

2012年12月3日時点での主要市場見通し

主要市場見通し

基本シナリオと見通し数値について

底流で緩やかに変わりつつある強気相場への流れ

今2012年12月号より、予想期間を2013年12月末までに延長した。

2013年は、概ね世界的な株高、日米独などの長期金利の上昇、外貨高・円安といった基調を予想している。
この背景には、①世界的な行き過ぎた悲観論の後退、②2012年から2013年にかけての世界の経済・金融情勢の改善、の2点を見込んでいる。まず2013年前半までに①が生じて世界市場に明るさが生じると考えるが、この時期は悲観から楽観への投資家の全体観の揺り戻しとなり、市場動向に比較的大きく変化が生じよう(2012年の米国株は、既にそうした明るい変化を先取りしていた部分もあろう)。続いての②の部分は主として2013年後半のテーマになろうが、世界経済や金融情勢の実態の改善は緩やかであり、2013年後半の世界市場の明るい動きも前半に比べるとやや限定的なものとなりうる。

こうした2013年の展望について、今号では2012年に生じたことを踏まえ、その延長線上に来年を捉えて解説する。次号の「花の一里塚」2013年1月号では、新たな潮流や構造変化に重点を置いて議論する予定だ。

さて、今号の具体的な予想レンジについては、前月号(2012年11月号)に比べ、国内10年国債利回りの予想を大幅に下方修正した。国内経済の動向も足元停滞色を強めており、一段の金融緩和が行なわれる可能性が強まるなか、余剰資金が国内債券を志向する流れは大きくは変わらないだろう(それでも、利回りの上昇は予想している)。この他の資産については、2012年内は時間が限られてきたことから、予想レンジをせばめるが、国内株高・外貨高のシナリオに変更はない。2013年1~6月の見通しについては、国内債券以外、予想レンジの変更は全くない。

2012年12月末までの予想レンジ(メインシナリオ)について、前月号(2012年11月号)
との具体的な変更点は下記の通り。
日経平均株価(円) 8500~11000 ⇒ 900010500
10年国債利回り(%) 0.75~1.3 ⇒ 0.690.85
米ドル(円) 77~85 ⇒ 80~85
ユーロ(円) 98~110 ⇒ 103~110
豪ドル(円) 79~90 ⇒ 82~90
(下線太字部は修正個所)

2013 年6月末までの予想レンジ(メインシナリオ)について、前月号(2012年11月号)
との具体的な変更点は下記の通り。
日経平均株価(円) 変更なし
10年国債利回り(%) 0.90~1.7 ⇒ 0.70~1.2
米ドル(円) 変更なし
ユーロ(円) 変更なし
豪ドル(円) 変更なし
(下線太字部は修正個所)

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