☆ビジネス・レポート第四十四号☆

~◇◇「年頭所感(2012)」◇◇~

(本文は2012年1月4日に行われたSBIグループ年賀式でのメッセージです。)

 今年の正月三ヶ日は天候にも恵まれ、家族団欒の楽しい一時を過ごされたことと思います。
 さて、吉例に従いまして干支により今年の年相を占ってみましょう。
 今年は、壬辰(じんしん、みずのえたつ)であります。

 壬の字義から始めましょう。
 壬の最古の形は殷代の甲骨文字で英語の大文字の「I」の形で、それより少し新しい金石文字では、「I(Iの真中に●)」となり、真中に黒い丸が入っています。
白川静博士の『字統』では上に物を載せて工作する叩き台の象形としています。
別の説では、英語の大文字の「I」型は、糸巻きの心棒を描いたものとし、糸を巻きつけて膨れた姿を表しているとしています。
こうした象形から次の三つの字義があります。

 一つは、工作する叩き台ということから、物を載せ、その負担を荷(にな)う意に転じ、
そのことから、「責任を担う」とか「任務を受ける」とかいう意味が生じてきました。
中国の明代の辞書『正字通』(せいじつう)でも「壬は任と通じ担うなり」と解しています。
責任とか任務を他人に任せる時、任命・委任というような義が生じてきました。
また、責任を担い、様々な問題の処理に当たるべき人物を壬人(じんじん)と言います。
人偏をつけた任人は、事に任ずる人を言います。

 二つ目は、壬は先ほど申した通り糸巻きの象形で糸巻器の真中が膨らんだ姿ですから、真中の横棒が長いのです。
また、真中が膨れていることから女性の懐妊の形を示すとされています。
壬に女偏をつけると妊娠の「妊」の字です。ですから壬には「はらむ」という意があるのです。
中国古典にも、「陰極極まりて陽生じ、万物懐妊する」とあります。

 三つ目は、「へつらう」という意です。
任は「?」(にん、じん)に通じ、?は、柔弱な木で、弱い。
そこから、意志の弱い人間を?人(にんじん)と呼ぶようになりました。
そしてこの?人は佞人(ねいじん)に通じ、口先だけでへつらう柔弱な人間のことを指します。

 以上、「壬」の三義について触れました。壬の年は、前年の諸問題がさらに増大し、その問題を処理する壬人が求められますが、往々にして時局に便乗して、自己の野心をたくましくしようとする良からぬ人間が輩出します。
ですから人事に最も注意を払わなければなりません。

  今年は、世界各国で政治指導者の交代や重要な選挙が予定されています。
1月の台湾総統選挙を皮切りに、3月にロシアの大統領選挙、4月に仏大統領選挙。
10月には中国で習近平体制が発足、11月には米大統領選挙、12月の韓国大統領選挙とつながります。
日本もまた首相が代わる可能性もあります。
「アラブの春」で民主化された国々でも新指導者が誕生してきます。
このような世界の安定と平和に重要な影響を与える指導者の人事で、本当の意味での壬人が選出されることを祈念します。
さもなければ、世界は去年以上に混乱し、深刻な事態に陥りましょう。

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