☆ビジネス・レポート第三十七号☆

~『イノベーターのDNA』にみる5つのスキルと行動:その1「質問する」~

現状を打破してイノベーションを図るには、現状を肯定していたのでははじまりません。疑問に思ったり、もっとよくなるはずだと感じたら、質問してみる習慣をつける必要があります。
と言っても、言うは易く行なうは難し。

質問するのを難しくしている5つの原因とその対策を考察してみましょう。

1.無知だと思われたくない
これは、「恥をかかないように、つまらない質問をしない」ということです。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」といいます。知らないことを表面化させて自分の能力が低いことを認識するのを避ける固定マインドではなく、今、知らなくても、質問して、理解を深めることで、自分を伸ばせると思う成長マインドを持つことが欠かせません。
では、どのように成長マインドを養えばよいのでしょうか。まず、昭和初期に慶應義塾大学の塾長を務めた小泉信三氏の著書『練習は不可能を可能にす』の通り、練習・訓練によって能力が伸びるとの信念を持つことです。次は、「彼はできる」「彼女は説得力がある」、「私は企画力がない」といった具合に、全人格的に見たり、抽象的な能力を評価するのではなく、「彼は即座に行動した」「彼女は相手に応じて話の内容を合わせている」といった具合に、具体的な行動を把握することです。それによって、何をどうすれば、よりよくなるのかがわかります。そして、自分の好きなことで上達して、年齢に関係なく、練習・訓練すれば、成長できることを実感することができれば、成長マインドを持てるでしょう。

2.無礼だと思われたくない
目上の人や上司の言ったことややっていることに対して、「どうしてそうなんですか」と質問をするのは失礼だという文化があります。今行なわれていることに対して疑問を持つことは、先人の行ないを否定することにつながると考えると質問できません。よりよい社会を築くことが先人に対する礼儀であることを一番に考えましょう。そうすれば、よりよくするための質問をしないことが無礼になります。
また、上司は率先垂範して、現状に対する疑問や質問を聞き出すことが必要です。それによって、職場の文化や風土を変えることができます。
なお、質問する側には、しっかりと現状を把握したうえで、質問することが求められます。ちょっとWebで調べればわかることを下調べせずに質問していたのでは、相手に失礼なだけでなく、自分の学習が深まりません。

3.やってみない
本を読んだり、話を聞いて、「そうだな」と思ったのではそれまでです。質問が出て来ません。一方、実際に実践してみると、想定外のことが起こったりして、思ったようには上手く行かないことがよくあります。
例えば、防災マニュアルを作成し、それを読んで「いざというときには、こう行動すればいい」と納得してしまうのではなく、実際の訓練をしてみることで、疑問点や改善点が浮き上がります。

『中庸』に次の一節があります。
博く之を学び、審らかに之を問い、慎んで之を思い、明らかに之を弁じ、篤く之を行ふ」
博く学んで知識を広める。(知れば知るほど、また実行 しようとすればするほど疑問が湧くので)物事の本質を 細かに分けて先生に問いただす。(そして学び知ったことを)どのように自分の行いとするかを考える。(実践に伴い、矛盾や惑いが起こりやすいので)明確にそれを判断して惑いを退ける。(そして、いかなる場合でも)忠実に善を行うのである。
学んだことは、自分で実践して、わからないことを質問することが大切です。

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