S&P 500 月間レポート

S&P 500®

9月のウォール街は勝利を宣言しました。S&P 500指数は9月に2.42%上昇し、1440.67で9月の取引を終えました。利食い売りや四半期末を前にした決算対策に押されながらも、年初来の上昇を維持するのみでなく、上げ幅を拡大しました。4ヶ月連続して月次ベースで上昇し、(今年の9ヶ月のうち7ヶ月が月次ベースで上昇)第3四半期は5.76%の上昇、年初来で14.56%の上昇となりました。市場では、今年は第3四半期で終わりにして残りは休暇にしてしまおう、という冗談も聞かれましたが、善かれ悪しかれ市場参加者はウォール街に残りました。ヨーロッパ、特にスペイン経済が試練に直面する一方、2012年第3四半期の業績予想は過去最高だった第2四半期の実績こそ下回ったものの、その下げ幅は2.0%と小幅にとどまりました。トレーダーたちはアルコアを皮切りとする10月9日(火)の取引終了後に始まる決算発表シーズンに目を向けています。なお、アルコアはまたしても業績の大幅な悪化を報告すると見られています。第3四半期の業績予想が9月に減額されたため、新たに下方修正された業績予想を実績が上回る企業の確率がまたしても史上最高の3分の2になると予測されています。ヨーロッパにおいて、あるいは米国の大統領選挙によって特別な問題が生じない限り、運用関係者は希望通りのポジションをとることができるでしょう。要するに、いかなるマーケットの動きもイベント主導、または予想に基づくものが多いと思われます。


出所:S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス 2012年9月30日現在。表は図示する目的のためだけのものです。過去の運用実績は将来の運用成果を保証するものではありません。この表は、仮説に基づく過去の実績を反映している可能性があります。

9月は出来高こそ非常に少なかったものの(2011年9月に比べ24.4%減、5年平均に比べ19.7%減)、忙しい月となりました。おおむねトレーダーの予想通り、米国(無期限の量的緩和第3弾「QE3」)、欧州中央銀行(ECB)、中国、日本が景気刺激策をそれぞれ発表しました。うち米国、日本、欧州中央銀行はその一環として、新規または以前より強化された購入プログラムを開始しました。米国が中国を世界貿易機関(WTO)に提訴したことにより、米中両国間の貿易摩擦が激化する一方、いくつかの島々の領有権をめぐる中国の発言(およびデモ)により日本との緊張感が高まりました。欧州連合(EU)は米政府が航空機メーカー、ボーイング(BA:9月は2.5%下落)向けの補助金を撤回していないとして、米企業に対して年間120億ドルの違約金を課すことを承認するようWTOに求めました。フランスは支出削減、富裕層への増税(130万米ドルを超える所得に対し75%の税率を適用)、及び大企業への増税を盛り込んだ新予算案を発表しました。
9月のうち数日間は大晦日の年越しカウントダウンのようでした。大晦日にタイムズスクエアで行われるボールドロップを世界各地で見守るのと同様、市場参加者は世界各地のアップル(AAPL:9月は0.3%上昇)のiPhone発売を見守りました。振り返ってみると、9月の株式市場は全体的にみると落ち着いたものでしたが、日々様々な出来事はあり、経済および市場の不確実性が非常に高いことを背景として取引しづらい状況だったことは特筆すべきでしょう。

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