ETF - エコな投資のファンクラブ 第12回

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金と銀の価格推移
(A fan club for economical investment)

ETFについて旬の話題をお届けするウィークリー・レポートです

 先週の株式市場は、米国のFOMC(連邦公開市場委員会)が追加金融緩和を決めたことを好感して世界的に高騰しました。また、追加金融緩和によりインフレヘッジの需要が高まるとの見方から、金や銀などの貴金属の価格も急伸しました。今回は、金と銀の価格についてお話します。

先週は、銀の価格が金に比べて相対的に高くなった

 金と銀の価格は、各種報道ではNY先物価格、海外市場に上場するETFの指標としてはロンドン値決めがよく使われますが、今回は「純金上場信託(現物国内保管型)」(1540)と「純銀上場信託(現物国内保管型)」(1542)の価格を使って説明します。
 先週末9月14日の終値は、「純金上場信託」が4,370円、「純銀上場信託」が8,550円でした。「純金上場信託」が1グラムの金、「純銀上場信託」が100グラムの銀を対象指標としているので、金の価格は銀の51.1倍だったことになります。先々週末9月7日の53.0倍(「純金上場信託」4,255円、「純銀上場信託」8,030円)と比べて、倍率は低下しています。すなわち、金の価格が銀と比べて相対的に安く、銀の価格が金と比べて相対的に高くなったわけです。

銀の値動きは、金に比べて激しい

 [図表1]は、上段のグラフに「純金上場信託」と「純銀上場信託」の上場日以降の価格推移を、下段のグラフに上述のようにして計算した金銀倍率を示したものです。
 上段のグラフでは左目盛に金の価格、右目盛に銀の価格を示していますが、金の価格を示す左目盛が3,000円~5,000円のレンジなのに対して、銀の価格を示す右目盛が4,000円~14,000円のレンジで、金に比べて銀の値動きが激しいことがわかります。
 「純銀上場信託」は新規上場した2010年7月2日の5,140円から2011年4月25日の12,980円まで2.5倍超上昇しました。この12,980円が「純銀上場信託」の上場来最高値(終値ベース)になります。金銀倍率もこの日に31.3倍というボトム(=銀が金に比べて相対的に最も高い)を付けています。銀の国際価格であるロンドン値決めは2011年4月28日に1トロイオンス(約31.1グラム)あたり48.70ドルという1981年以来の最高値を記録しています。
 「純銀上場信託」は上場来高値を付けた後、何度か反発を試す局面もみられましたが、なかなか上昇基調には乗れませんでした。しかし、金が今年初めから2月末にかけて反発した局面では、銀は金以上に上昇し、金銀倍率は低下しました。7月半ば以降の今回の上昇局面でも同じような傾向がみられており、金の上昇が続けば銀がそれ以上に上昇する可能性も低くないと考えられます。
 但し、2011年4月25日に上場来最高値を付けた翌週には、「純銀上場信託」は21.5%下落しています。特に、この週はゴールデンウィークで、取引ができたのは2日(月)と6日(金)だけだったので、取引に支障のあった投資家も少なくなかったのではないでしょうか。銀は、金の価格が上昇するときにそれ以上に上昇することが多いので投資妙味があるといえますが、かなり投機的な動きをすることもあるので注意が必要でしょう。

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