週間相場展望(2012.8.27~)~為替相場の動向に注目~

 先週(8月20日~8月24日)の国内株式市場では、夏季休暇が終盤を迎える中にあって市場参加者の回帰、若しくは売買のボリューム拡大が期待されたものの、週初より欧州債務問題を巡ってECB(欧州中央銀行)の支援策に対する好悪の思惑が浮上、様子見気分が強まったことで国内市場は値動きが小さく、売買のボリュームも低迷状態から脱せないなど、いらいらする展開を余儀なくされた。
 
 先週は、週初より日米ともに経済指標等の発表が見当たらない中、日経平均株価は約3ヶ月半ぶりの高値水準を付けるなど、堅調にスタートした。しかしながら、投資家の動向は依然として慎重であり、大きな売りこそ出ないものの、積極的に買い向うだけの手掛かり材料が乏しいこともあり、様子見気分が強まる週であった。また、NYダウも約3ヶ月半ぶりの高値まで上昇したことで目先の高値警戒感、及び目先の目標達成感が強まり、利益確定売りが広がる軟調な地合いを余儀なくされた。
 
 このように、先週の国内マーケットは米国の軟弱な地合に連動するような展開となり、値動きが小さいため、値幅調整というよりは日柄調整の様相が強まった感じがする。このような中、先週は欧州においてドイツのメルケル首相などがユーロ防衛に対する強い意思を示すなど、口先介入などが見られた。さらに、その後は欧州債務問題に対する関心がジワジワと高まり、特にECB(欧州中央銀行)が南欧の国債を買い入れる際の条件などを巡って悲観と楽観が交錯。ただ、最終的にはECBは国債買入れに踏み切るとの見方が広がったことで、外国為替市場ではユーロが比較的強含んで推移、国内マーケットでは特に大きな不安材料が浮上しなかったことで不安心理が広がるといったようなことはなかったようだ。
 
 一方、米国では週半ばに7月31日から8月1にかけて実施されたFOMC(連邦公開市場委員会)議事録が公表された。この中で米FRB(連邦準備制度理事会)は、景気が悪化するようだとかなり早い時期に金融緩和に踏み切る用意があることが判明、追加的な金融緩和への期待感が高まった。ただ、足元の米国では7月の中古並びに新築の住宅販販売件数が前月比で増加するなど、一部の経済指標が良好な結果になったことで、早期の金融緩和期待が後退、NYダウが週後半に下げ幅を拡大させたことで国内でも見送り気分が広がった。さらに、先週末にはドイツとギリシャの首脳会談が予定されていたため、その成り行きを見極めたいといったムードも強まり、投資家の見送り気分に拍車をかける格好となった。
 
 為替相場に関しては、先週はユーロがしっかりとなった一方、ドルが乱高下の激しい展開となった。ユーロは、ECBによる南欧国債の買入気体などが支援材料となり対ドル及び対円で約1ヶ月ぶりの高値水準を付けた。また、ドイツとフランスの8月の総合PMIが前月よりも改善したことも支援材料となったほか、米国で金融緩和期待が浮上したこともユーロを支援した。一方、ドルは週初1ドル=79円台後半と、約1ヶ月ぶりの高値まで上昇したものの、週半ばに金融緩和観測が浮上したことで急落するなど、荒っぽい動きとなった。
 
 この結果、先週の日経平均株価はその前の週に比べて91.74円(1.0%)安と3週ぶりに下落した。週間の平均売買高は同16.3%減の12億7,224万株、平均売買代金は同13.0%減の7,566億円であった。
 

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