M2M時代のトップランナーが描く将来像(ガイアHD)

すべてのモノがつながる
M2M時代のトップランナー

組み込みソフトで知られるアプリックスに、コンテンツ有力企業が加わり始動したガイアホールディングス。その将来戦略を検証する。

組み込みソフト技術で時代をリード

 「M2M」という技術をご存知だろうか。マシンtoマシン、要はコンピュータ・ネットワークに結び付いた機器同士が情報をやり取りし、最適な制御を行うシステムで、数年前からIT業界で注目を集めている技術のことだ。
 携帯電話やAV機器は言うに及ばず、おもちゃや体重計、加湿器や時計、はてはドアノブに至るまで、ICチップを埋め込み、ネットワークシステムを通してクラウド上のサーバーにより管理を行えば、従来では考えられなかったような様々なことが可能になる。

 例えば、市販の加湿器にチップを埋め込むことによって、スマホなどの携帯機器からコントロールすることが可能になるとともに、従来の機能だけでなく、湿度の推移を携帯端末上に表示したり、他の健康器具と連動させれば、体調に応じた加湿さえ可能になる。こんな「M2M」技術で世界をリードしているのが、ガイアホールディングスグループの中核企業、アプリックスだ。設立は1986年。早稲田大学在学中の郡山龍氏(現・ガイアホールディングス代表)が、自分の力でソフトウェア開発をしたいと創業。その後、郡山氏自身はアメリカのマイクロソフト本社に入社し、ビル・ゲイツ氏のもと、アジア市場向けの製品開発責任者を任されるが、後にアプリックスを再始動。携帯電話の普及とともに、組み込みソフトウェア開発によって急成長した。

 「世界中の全てのモノがネットワークに繋がる時代が必ず来る。そして、その元になる『M2M』の分野で、当社は圧倒的に先行しているという自負があります」と郡山代表は力を込める。その根拠には、技術開発者らしい郡山代表と同社の研究姿勢がある。これまでも「全てのモノをネットワークに」という掛け声は聞かれていたし、実際に製品化もされていた。それが思った通りに普及しなかったのは、埋め込んでいるチップの価格に問題があった。郡山代表が他社製品を研究したところ、携帯電話用の高性能なCPU(中央演算装置)を組み込んでいたり、ハードの部分にコストを掛け過ぎていたそうだ。そこからはソフトウェア開発で優れた技術力と先進性に定評がある同社の出番だ。

 「機器に組み込むチップは決して高額なものでなくてもいい。ハードのコストを低く抑えて、クラウドを活用してソフトウェアで高い付加価値を付け、組み合わせて提供すればいいのです。今、日本の半導体産業は瀕死の状態に陥っていますが、それはハードのみを高く売ろうとしたこと。反面、海外の半導体メーカーは、ハードではなく、ソフトウェアにこそ高い価値をつけて売っているのです。そのことに気が付き、半導体の優秀な技術者を採用し、ハードからソフトウェアまで自社でつくることができる体制を整えました」。

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