ETF - エコな投資のファンクラブ 第6回

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ブルとベアのETF
(A fan club for economical investment)

ETFについて旬の話題をお届けするウィークリー・レポートです

 今年4月、国内ETF*としては初めてのブル型とベア型のETFが登場しました。今回は、TOPIXや日経平均株価の2倍の動きを目指すブル型ETFと逆の動きを目指すベア型ETFについてお話します。

* 本レポートで「ETF」というときは、特に断りのない限りETNを含みます。

ブル型とベア型のETF、今年4月国内市場に初登場

 今年4月、[図表1]に示すTOPIX(東証株価指数)と日経平均株価を対象としたブル型ETFとベア型ETFが新規上場しました。国内でブル型やベア型のETFが登場するのは初めてのことです。「ブル」は強気相場を示す「雄牛」のことで、日経平均株価やTOPIXといった対象指数の2倍や3倍の値動きを目指すETFのことです。今回上場したのは、2倍の値動きを目指すETFです。一方、「ベア」は弱気相場を示す「熊」のことで、日経平均株価やTOPIXといった対象指数の逆の値動きを目指します。
 日経平均株価のブル型とベア型のETFは、それぞれ、「レバレッジ」、「インバース」という言葉が名称に入っています。「レバレッジ」は「てこ(の力を働かせる)」という意味で、てこの力を働かせるようにして日経平均株価やTOPIXといった対象指数の倍数の値動きを目指すことを表わしています。一方、「インバース」は「逆」という意味で、日経平均株価やTOPIXといった対象指数の逆の値動きを目指すことを表わしています。

「2倍」や「マイナス1倍」は、毎日の値動きに対する倍率であることに注意

 但し、2倍や逆の値動きを目指すといっても、それは、日次騰落率の2倍や逆の(=マイナス1倍の)値動きを目指すということに注意が必要です。毎日の値動きがピッタリ2倍やマイナス1倍であっても、2日以上の期間でみると複利効果のため、必ずしも2倍やマイナス1倍にはなりません。
 [図表2]をご覧ください。この仮想例では日経平均株価が第1日目に10%上昇し、第2日目に8%下落しています。このとき、日経平均株価の2倍の指数は第1日目に20%上昇し、第2日目に16%下落します。すなわち、日経平均株価の毎日の値動きに対してピッタリ2倍の動きをするのですが、第1日目と第2日目の累計を計算してみると、日経平均株価が1.20%上昇しているのに対して、日経平均株価2倍指数は0.80%しか上昇していません。このように、毎日の値動きがピッタリ2倍であっても、2日以上の期間でみると、必ずしも2倍にはならないので、注意が必要です。

ブル型とベア型ETFの上場来の騰落率

 [図表3]は、ブル型とベア型のETFについて、上場から先週末8月3日までの騰落率をみたものです。TOPIXブル2倍(1568)や日経平均レバレッジ(1570)はTOPIXや日経平均株価のピッタリ2倍の騰落率ではありませんが、かなり近い数値となっています。また、TOPIXベア(1569)や日経平均インバース(1571)はTOPIXや日経平均株価の正確にマイナス1倍の騰落率ではありませんが、かなり近い数値となっています。
 毎日の値動きが2倍やマイナス1倍であっても、2日以上の期間でみると必ずしも2倍やマイナス1倍にはならないのがブル型とベア型のETFですが、上場来の累計騰落率をみると、2倍やマイナス1倍にかなり近い数値になっているようです。

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