ETF - エコな投資のファンクラブ 第5回

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日本銀行、6週ぶりにETFを買入
(A fan club for economical investment)

ETFについて旬の話題をお届けするウィークリー・レポートです

 日本銀行は7月23日、6週ぶりにETF*を買い入れました。日本経済がデフレ状況から抜け出せない中、日銀に強力な金融緩和策を求める声も高まっています。今回は、そうした金融緩和策のひとつであるETFの買入についてお話しします。

* 本レポートで「ETF」というときは、特に断りのない限りETNを含みます。

日銀、2010年12月から1兆3,000億円に近いETFを買入

 日本銀行は、7月23日に204億円のETFを買い入れました。日銀によるETF買入は2010年12月15日に開始されましたが、今年7月23日までの買入累計額は1兆2,967億円。日銀による ETFの買入枠は1 兆6,000億円で、買入期間は来年6月末までです。

日銀がETFを買うタイミング~1%ルール

 日銀が6週ぶりにETFを買い入れた7月23日は、前場の引け時点で日経平均株価が前営業日比1.47%下落していました。日銀がETFを買うタイミングについては、日経平均株価の前場の終値が前日比1%超下がると日銀はETFを買いに動く「1%ルール」があるといわれています。日銀によるETFの買入がなかった6月13日から7月20日までに、日経平均株価の前場終値が前日比1%超下げた日はなく、「1%ルール」の存在が窺われます。
 [図表1]は、日銀のETF買入が開始された2010年12月15日から2012年7月27日までの各取引日について、日経平均株価の前場終値の前日比騰落率を計算し、その騰落率分布ごとの日数と日銀のETF買入があった日数を並べたものです。この期間の398取引日のうち日銀のETF買入があったのは58日で、そのうち52日という圧倒的多数が1%以上の下落があった日に集中しています。逆にみると、この期間の398取引日のうち日経平均株価の前場終値が前日比1%以上下げたのは63日で、そのうち82.5%にあたる52日について日銀のETF買入がありました。

日銀の「資産買入等の基金」~買入対象資産をETFやREITにまで拡大

 このような日銀によるETFの買入は、デフレ脱却を目的とした金融緩和策の一環として行なわれているもので、単なるPKO(Price Keeping Operation)、すなわち株価維持政策ではありません。
 日銀によるETFの買入は、2010年10月の金融政策決定会合で創設が決定された「資産買入等の基金」を通じて行なわれています。この「資産買入等の基金」で買入対象が国債や社債などに加えて、ETFやREIT(不動産投資信託)にまでひろげられたことは、従来にない画期的なことでした。買入対象をETFやREITにひろげた理由として、当時の金融政策決定会合の議論をみると、「買入れ額自体は少額であったとしても、日本銀行が買入れることで、当該市場の取引活性化を促すほか、経済全体のリスクテイク活動を後押しするという呼び水効果も期待される」と複数の委員が述べています(日本銀行政策委員会金融政策決定会合議事要旨[2010年10月4、5日開催分])。
 「資産買入等の基金」の規模は、[図表2]に示すように、当初の2010年10月から現在まで35兆円から2倍の70兆円に増額されています。この間、ETFの買入枠は、当初の4,500億円から東日本大震災直後の2011年3月14日などに拡大され、現在では1兆6,000億円という規模になっています。

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