『チャートリーディング(チャートを読む!)の極意』第4回

投資の真髄はエントリー・エグジットのタイミング!ということで、狙うは『くいっとチャート』と『がっくりチャート』です。そして、この2つのチャートパターンを捉えるために、5日移動平均線と25日移動平均線を使うわけです。

実践では、エントリーのタイミングさえ間違えなければ、致命傷となるような大損をすることはほとんどありません。もちろん、ロスカットにならないという意味ではありません。

我々個人投資家は、エントリー前に十分準備をして、ここぞと思う瞬間が来た時にエントリーします。そして、エントリーした瞬間から我々のコントロールできない領域となり、後は相場の動向を見守るしかないのです。

エントリー後は、基本的にはシナリオを実行するのみです。思惑通りに動けば、利食いポイントでエグジットすれば、めでたしめでたしとなる訳ですが、問題は意に反した動きになった場合です。

例えば、『くいっとチャート』でエントリーしても、意に反した動きになることもあります。では、そのよう時はどうすればいいのでしょうか?

5日移動平均線をよ~く見て下さい。5日移動平均線が下向きになったら、すなわち『がっくりチャート』になったら、直ぐにロスカットすればいいのです。ただ、すぐ下に25日移動平均線があるのでしたら、そこを割り込んだらロスカットすればいいのです。

このあたりは、ミクロ指標である5日移動平均線とマクロ指標である25日移動平均線を上手く使いこなして、対応する必要があります。

ただ、重要なことは、ロスカットする局面が来た時には、ロスカットを実行するということです。ロスカットは必要経費と考えてください。しかしながら、多くの個人投資家は、このような重要局面において、ロスカットすることを躊躇し、含み損を許容します。

怖いのは、ここからさらに大きな下落が始まることが多々あるのです。これを食らうと、投資収益に大きなダメージを与えます。挙句の果てに、「上がれ~、上がれ~」と祈り出します。これを、『祈りのトレード』と呼びます。

本来、株式投資というものは資産を増やすことであり、とても楽しいはずのものです。しかし、『祈りのトレード』を始めると、暗い毎日を送ることになり、週末もちっとも楽しくありません。そのうち精神的な苦痛から健康を損なう恐れがありますね。こんなトレードだけは避けましょう。

移動平均線を使ってもっともっとチャートを深く読もうと思えば、日足チャートにトレンドラインを加えます。ここに移動平均線乖離率などのデータ分析も入れていけばなお良しです。つまり、移動平均線分析の限界を他のテクニカル指標を持ってクリアするのです。

超ミクロ的視点と超マクロ的視点の間には、多くのテクニカル指標が存在します。チャートを俯瞰することができれば、勝てる確率はぐっと上がります。来週からは、テクニカル指標を見ていきましょう。

最後に、今の相場を見てみましょう。

○225先物日足チャート

○トヨタ日足チャート

日銀による金融緩和策、ギリシャデフォルト危機後退、円安、さらには相当の空売りを巻き込んだ大相場になっています。売り方を締め上げるようなジワジワとした上昇はしばらく続くかもしれませんが、ここからは”買い”で追いかけてはいけない局面です。

むしろ、『がっくりチャート』待ちですね。場合によっては、バイイングクライマックスとなる可能性もあるので、気合を入れたいところです。

ということで、第4回目はここまでです。
チャートリーディング力を高め、楽しい投資生活をしましょう。

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