水野由加里、SBIへ行く~SBI証券・森永康平と語る~:第6回

●取引はルールを決めて。
森永:水野さんは日中お仕事されているから、相場に張り付いて取引するのは難しいと思うんですが、普段の生活の中で取引はどうされているんですか?
水野:予約売買をします。日本にいる時はそうしているけど、一度海外旅行に行った時に帰ったらポジションがゼロになっていて、こんなはずはないとパタッとPCを閉めて。もう一回立ち上げて、壊れちゃったのかなって・・・結局全部無くなっていたんですけどね。ラップトップを持っていれば海外で損切りが出来たのかもって思って、海外に行く時はそれで取引をするんですけど、日本にいる時は予約売買をします。
森永:株は開いている時間が決まっているので、やっぱり指しておくことしか出来ない。自分がFXを個人でやっていた時は日中が出来ないので、家に帰って夜に指していた。当時反省したのは、何となくしか分かっていない頃に実験的に夜通しポジションを持ってみて、朝起きた時に持ったはずのポシションが無くなっていたということ。これを一度経験すると夜中に目が覚める。パッと夜中の2時くらいに目が覚めて、見なきゃいいのに為替を見る。
水野:それ、すごく分かります!
森永:益が出たとしたら良かったぁと安心して寝るし、損が出ると益が出るまでパソコンで見続けて、その結果翌日眠いという悪循環・・・。それを経験してから、FXにおける自分のルールとして、寝る時はポジションをスクェアにして寝ると決めた。朝起きて見ると、寝る前に持とうとしていたポジションで益が出ていることもあるんですけど、所詮は結果論なので、やる時は20時から24時、どうしてもって時は1時と決めてやる。そういう風にしてから圧倒的に成績が良くなりました。為替をやっている日本人で、ポジションを持って寝るのは危ない。というのも、その時間はアメリカの連中がやっているので、特に朝方仕掛けに来るわけです。今回の震災時には76円まで一気に行きましたが、誰がやっていたのかは分からないので想像の域を脱しないんですけど、ヘッジファンドが仕掛けたんだというのは何となく分かっています。80円割れってあまり意識していなくて、割れても79円が限度だろうって思い込みが何となくあったんだと思いますが、あの時の円高でやられちゃった投資家って、ロスカットラインを78円位に置いてポジションを持っていた人が多かったんじゃないでしょうか。78円さえ思いっきり割り込ませればロスカットが出るから、流動性がない朝にヘッジファンドが思いっきり円買いを仕掛け、ストップロスも巻き込んで円買いになってバチンと切られていって、76円まで行きました。あの時に為替を知らない人が何をやったかっていうと、これだけの地震が起きたから過去の例が通じないと言って、さらなる円高になると思って、大底で円買いをしちゃって、その後はご存知の通り、国際的な協調介入で85.53円まで行って往復ビンタを食らった。チャートくらい見れば、76円前のローソク足は長い下ヒゲが出ているだけで、結局ローソクの実体は無かったんだから、一時的にストップロスを巻き込んで行っただけで、実際の需要はそこまでないことぐらいは分かるはず。しかも、事前にニュースで協調介入の噂に関する記事が出ていましたからね。海外の投資情報サイトですけど。分かっている人間なら起きていたらむしろラッキーで、76円からの円売りってポジションを持つと思うんですけど、これは専門家の言い分です。個人がポジションを持っていたら、見たことがない円高を見て、どこまで行くのか分からない恐怖感から、やられた損を頑張って取り戻そうと、その勢いに乗って円高に賭けてやられる。この辺がとても難しい。株はいいですけど、為替はレバレッジがかかっているので、やっぱり寝ちゃだめです。ポジションを放置するっていうのは非常に危険です。

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