「自遊空間」を全国展開
株式会社ランシステム 濱田文孝社長に聞く

株式会社ランシステム
代表取締役社長CEO
濱田文孝(はまだ・ふみたか)
1942年鹿児島県生まれ。建設業界などを経て、2009年3月にランシステム事業統括担当に就任。09年9月より同社代表取締役。11年10月には日本複合カフェ協会(JCCA)会長にも就任。趣味はスキューバダイビングと水中写真。
定年後の時間を楽しく過ごせる「健遊空間」事業を開始
御社の業態は?
複合カフェの「スペースクリエイト自遊空間」を直営及びフランチャイズで展開しています。複合カフェとはさまざまなコンテンツとサービスを提供する施設です。当社が展開する「自遊空間」は365日、24時間営業で幅広い世代のお客様に「アミューズメント」「リラクゼーション」「飲食」の3つの基本サービスの組み合わせを提供し、利用時間に応じた施設利用料と飲食物の販売によって成り立っております。事業コンセプトは、お客様が好きな時間に好きなサービスを楽しめる「時間消費型ビジネス」による総合アミューズメントです。常にお客様の嗜好やライフスタイルに着目して時代のニーズを先取りし、複合カフェのパイオニアとして業界の発展に尽力しています。現在では北は北海道、南は九州、沖縄まで全国に184店舗出店し、会員数は1000万人以上と業界のトップでございます。
最近シニア向け事業にも注力されてますね
はい。定年後の余暇時間に着目し、シニア向けのコミュニティ施設「コミュニケーションクリエイト・健遊空間太田の森」を群馬県太田市にオープンしました。「健やかに遊ぶ」「世代を超えた交流」「地域活性化」をお手伝いする店舗環境を作っています。漫画やパソコンに加え囲碁・将棋の部屋や健康麻雀コーナーもあり、マッサージチェアや交流ラウンジなども備えています。親子2世代だけでなく、その上の3世代が一緒に来店できるように「キッズガーデン」という子供用の遊び場や「カラオケルーム」を備えています。またイベントルームには楽器も常備してあり「おやじバンド」の練習も可能です。
最近、シニア層の孤立化が進んでおり、気軽に毎日来たくなる施設を作りたかったというのがもともとの理由です。2016年6月期までにフランチャイズも含めて全国で70店舗程度展開したいと考えています。私も60歳代なので家族のプレッシャーがあって自分の家にいることすら苦痛に感じる気持ちが良く理解できます。昼間の時間帯で同世代の友人たちが出会える場の必要性を感じていました。当社の企業使命は「私たちは、お客様との出会いを活力に、豊かな発想力で楽しみ、くつろぎを創造し、新鮮なライフスタイルを提案します。社会と共に活気に満ちた永続的企業を目指します」というものです。この使命を果たすための努力をしているのです。
「信頼力」という言葉をよく使われます
当社の基本方針は「信頼力」「人材力」「創造力」「収益力」。「信頼なくして商いなし」という言葉がありますが、社員を信頼すればムダがなくなりますし無理もムラもなくなります。信頼こそ経営であると言っても過言ではないでしょう。社員を信頼し、お客様、フランチャイズのオーナー様を信頼することで当社は成長させていただきました。特にオーナーの皆様はセカンドビジネスである場合が多く、非常に経験豊富な方々です。その方々に納得できる価格を提示することで信頼力は増していくと考えています。
そして当社の「人材力」。これは社員、オーナー様、取引先、そして株主様たちの総合人材力です。特に、お客様に気持ちよく空間をご利用いただくためには「教育の行き届いた人材でのサービス」が必要不可欠です。当社は「リピーターではなくファンになってもらう」ことを目指しています。ファンになっていただくと、従業員がお客様と友人として会話をすることも可能になります。








