大発表!みんかぶ個人投資家アンケート結果

東証1部が重視される背景

 Q4は「投資するなら東証1部かその他か」という質問です。 1月、2月、3月ともに、東証1部の比率が高い水準となっております。3月末では、東証1部比率が90%にも達しています。資金の流れが滞るという信用収縮の影響を敏感に反映した結果になっていると考えるのが常識的でしょう。社債市場の動きを見ますと、社債格付けでAA以上でないと、起債ができない状況になっているようです。かつては、A格以上であれば、起債に問題は生じなかったようですが、金利を魅力的な水準に設定してもA格以下では起債が困難という話しが聞かれます。

 しかしながら、東証1部重視という回答の背景には、「信用収縮懸念が払拭されない状況を鑑み、WBCで勝ち上がってゆく可能性のある日本企業は東証1部企業である。しかも、自動車と家電・コンピュータなどのモノをベースとして成長した20世紀の終焉が2008年だとすれば、LIFE(高齢化にも対応した生活の質)とECO(エコノミカル=お得感と環境対応)とSTYLE(充実感・充足感・幸福感のための粋や感動の演出・ストーリー作り・こと作り)とSAFETY(安全と安心)の4つの言葉(LESS)に象徴される21世紀型成長を先導できるのは日本の場合大企業なのだ。」という考えがあるのかもしれません。21世紀型成長の恩恵を受ける体力を持っているのは日本では大企業ということです。こう考えると、グロースを重視するというQ3の回答と大企業に注目するというQ4の回答に矛盾はありません。

利益の使い道は?

 Q5は「利益が出たら何に使いますか?」という質問です。 「再投資」回答者比率は3月末に83%となっています。「100年に一度の危機」という認識が「100年に一度の好機」という認識は依然として崩れていないのではないでしょうか。危機や不況は、本当に良いもの、良いサービスにより注目が集まります。良いものを長く使う人々も増えてくるものと思います。所有するのではなく使用する、という購買形態が増えてくれば、使用サービスを提供する企業はより良いハードウェアをこれまで以上に求めることになると思われます。
 未曾有の危機に面して利益捻出に駆り立てられ現場や品質への配慮を欠いてしまうリスクが企業経営において高まっている中で、Made In Japanが世界にとっては品質の代名詞である状況は継続する可能性はむしろ高まっているといえます。21世紀のLESS型成長を日本企業は享受できる良い位置にあるのです。もう一つのWBCのMVP候補を探し投資をすることで真のMVPになる支援ができるかもしれない、と思うと楽しくなります。こんな、新年度の目標設定もありだと思います。

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