証券CFDを知る【中級者編:第3回】

テクニカル指標

チャートは何らかの状況を映し出しています。しかし、時に理解し難い言葉で映し出しているチャートもあり、解説者の助けが必要な場合もあるでしょう。テクニカル指標は、市場の解説者と言えます。指標は、価格情報をシンプルで見やすいシグナルに置き換え、買いサイン、売りサインを示してくれるものです。テクニカル指標は、数学的方程式に基づき数値を出し、それをチャートに描画します。例えば、移動平均線は、過去の一定期間の値動きの平均値を計算してグラフ化したものです。チャートが更新されれば、移動平均線も価格情報の更新に基づき新しいグラフになっていきます。最終的には、移動平均線からその証券CFDの相場の方向性を見ることができます(図1参照)。

図1 - テクニカル指標:移動平均線

各テクニカル指標は、それぞれに独自の情報を提供するものです。トレーダーは、各自の取引の個性に応じて、自然に特定のテクニカル指標を主に活用するようになるでしょうが、自由に使えるテクニカル指標の全てについて十分に理解しておくことが大切です。 また、テクニカル指標にはある弱点があります。それについても十分に知っておくことが重要です。すなわち、テクニカル指標は過去の価格に基づいているため、ある程度現在の市場データよりも遅れたものとなる点です。そうとはいえ、貴重な情報を提供することに変わりはありません。

テクニカル指標は、次のカテゴリーに分類されます。

トレンド系指標
オシレーター系指標
出来高指標

トレンド系指標

トレンド系指標は、その名が示すとおり、株式や証券CFDのトレンドを示すものです。証券CFDのトレーダーは、値動きが一定のトレンドにある時に資金を最大限活用します。したがって、トレンドの方向と、その調整局面を見極められることが極めて重要です。トレンド開始直後にポジションを持ち(エントリー)、トレンド終了直後にトレードを終了(エグジット)することができれば、かなりの成功を収めることができるでしょう。 では、以下のいくつかのトレンド系指標について見てみましょう。

移動平均線

移動平均線は、トレンド系指標のなかで最も基本的なものです。移動平均線は、相場の方向性と、レジスタンスライン(上値抵抗線)とサポートライン(下値抵抗線)の位置を示すものです。移動平均線は、レジスタンスラインとサポートラインの両方の役割を果たすこともできます。

移動平均線に関し、次の3点について見ていきましょう。

(1) 移動平均線の設定の仕方
(2) 移動平均線の売買シグナル
(3) 移動平均線の長所・短所

(1)移動平均線の設定の仕方

移動平均線は、一定期間の平均終値を出し、価格チャートにこれを描画して作成します。こうして描画された数値(点)を結ぶと、値動きを示す線ができます(図2を参照)。平均値を出すための指標の時間枠を調整することで、移動平均の変動幅を調整できます。平均値を出すための時間枠を短くすれば、移動平均の変動幅は大きくなり、時間軸を長くすれば、移動平均の変動幅は小さくなります。

図2 - 移動平均線

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