マーケットの魔術師も取り入れた心理学とは

《 トレードにおけるサブモダリティと行動の深い関係 》

ここで二人のトレーダーが同じ株のチャートを見ているとする。株価は下図のような上昇トレンド中の押し目で、買いエントリータイミングである。

上昇トレンドこのチャートを見て、Aのトレーダーはチャンスだ!と買いを仕掛けるが、Bのトレーダーは躊躇して買いを仕掛けることができない。
この二人の違いは何だろうか。

実はAトレーダーが株を始めたのはバブル全盛期であり、高値から少し安くなったところで買いを入れるたびに上昇し、かなり利益が出た経験があるという。儲かったお金で毎日飲んでは歌い、楽しい日々を過ごしたようだ。そのときに食べた美味しいものの味覚や、歌声の聴覚で楽しい記憶が残っている為、Aトレーダーにとっては株価が今と同じようなチャートパターンで動いている場合、躊躇なく無意識に買いトレードを仕掛けることができるのである。

一方、Bトレーダーが株を始めた頃は、上昇トレンドの最終局面であり、安いと思って買いを仕掛けるたびに株価はさらに下落し、かなり痛い目に合ったらしい。彼は毎日奥さんから甲高い声で叱咤され、そのときの声が聴覚としての記憶として残っている為、株価が下がってくると恐怖でエントリーを躊躇してしまうのである。

上昇トレンドではBトレーダーの記憶をAトレーダーの記憶とすり替えたらどうなるか。
安いと判断し買いを仕掛けるたびに株価は上昇を続け、奥さんの声が楽しそうに笑う明るい声になったらどうだろう。

「NLPトレーダーコーチング」では、過去のサブモダリティを変化させることにより、トレードの妨げとなっている負の感情を取り除く。そして常に冷静な判断を下すことができるよう、自己トレーニングを行うすべを習得するのだ。
このように、人間の構造モデルを使い、感情のコントロールや戦略を立てるのが「NLPトレーダーコーチング」なのである。

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村居 孝美
(むらい たかよし)

講師紹介
エクセレントホース株式会社 代表取締役
  日本テクニカルアナリスト協会会員
  認定テクニカルアナリスト(CMTA)
  NPO法人日本デイトレーダー協会公認講師
  米国 NLP協会認定マスタープラクティショナー

トレーディングにおける心理学のセミナー講師、コーチの第一人者として知られ、神経言語プログラミング(NLP)の療法士であり、トレーダーコーチングの専門家。

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