<銘柄100選で負けるのはなぜ?>
「今こそ買いたい、株100選!」
「2011年あがる銘柄はこれだ!」
このような雑誌の記事の特集をあなたも見たことがあるでしょうか?ひょっとしたら、こういった特集を参考に売買をしたこともあるかもしれません。しかし、ここには大きな落とし穴があります。こういった特集には、そもそもの前提に大きな誤解があることに、あなたは気付いているでしょうか?
それは、
「株で儲けるには銘柄が大事」
という誤った認識です。
実は、これは盲目的に信じられている大きな間違いです。トレードに関していうなら、大嘘です。
たしかに投資に関していえば、企業の価値を判断するわけですから銘柄は非常に重要な要素です。しかし、トレードに関していえば、銘柄そのものは単なる記号ですので、重要性はありません。
強いて言えば、ある程度の売買高があるということと、あなたがその銘柄に集まってくる人の心理を読み解くことができやすいか?ということだけが問われます。
たとえば、あなたはこの意味が分かりますか?
以前は好業績だったものの、業績不振やリコール騒ぎなどで株価を低迷させたトヨタ株。しかし、その株価が低迷した時にトヨタ株を買って利益を出してたトレーダーがいます。
そして、近年の不況下でも好業績を出し続けているユニクロ(会社名はファーストリテイリング)を 空売りして利益を出しているトレーダーもいます。
企業価値でいえば、つまり投資の観点でいえば、株価が低迷している渦中のトヨタ株を買うなどというのは、わけがわかりません。また、絶好調のユニクロを、わざわざ空売りするなんて、投資としては賢い判断ではないでしょう。
しかし、その両方で利益を出すことは可能です。
なぜか?それは投資ではなく、トレードを行っているからです。 トレーダーにとって銘柄の企業価値は関係がありません。現在の株価と、そこに集まる人間心理が全てだからです。企業は、トレーダーにとっては記号でしかないのです。
(※投資とトレードの違いが分からない人はこちらを先に読んでくださいね。)
彼らは、自分自身の儲かる売買ルールに従って売買を行います。そして、自身の売買ルールにピッタリとはまった銘柄が、その時たまたまトヨタだったり、ユニクロ(ファーストリテイリング)だったりしたというだけの話です。
トヨタ株について、もうちょっとお話をしましょう。リコール騒ぎが始まったとたん、株価が急落しました。しかし、買いでエントリーし、そして売り、利益を出すことが実際に可能でした。つまり、安い株価で買って、高い株価で売ったということです。株価が急落したのに、なぜ安く買って高く売って儲かるのか。これがなかなか見えてくるまでは分からないのですが、投資とトレードの区別がついたあなたならば、よく分かる話でしょう。








