わざと赤字でV字回復を狙う銘柄

アトラス(7866)は2月6日、「プリクラ」などを生んだ業務用ゲーム関連事業から3月末で撤退すると発表しました。撤退に関連する特別損失として825百万円を見込むため、21年7月期は予想純利益100億円が吹き飛び、赤字転落となるのは確実です。

アトラス(7866)は、かつて「プリクラ」を大ヒットさせたメーカーです。プリクラを含む業務用ゲーム関連事業からの撤退は、時代の終わりを予感させ、アトラス(7866)もこれまでか...といった印象を与えます。

しかし良く決算状況を見ると、家庭用ゲーム関連事業は新作ゲームソフトが好調で、平成21年7月期第1四半期決算では売上高34億円、営業利益8.8億円と大幅な黒字です。
一方、業務用ゲーム関連事業は売上高6.2億円、営業損失4.7億円と、業績の足を引っ張っていたことがわかります。

ゲームセンターなどのアミューズメント業界は市場全体が低迷しています。このまま事業を続けても赤字が拡大してしまうことを懸念して、今期は特別損失を出しても事業撤退の道を選択しています。

アトラス

「プリクラ」という、かつての大ヒット商品を抱える事業からの撤退は、過去の成功体験があるために、今まで決断できなかったのではないでしょうか。先の見えない未曾有の大不況に見舞われ、業務用ゲーム関連事業は、誰が見ても黒字化する見込みがなく、いま撤退しないと企業の存続が危ぶまれる状況になったからこそ、撤退の決断が実現したともいえます。業務用ゲーム関連事業から撤退した後、アトラスはどうなるでしょうか?

今後、家庭用ゲーム関連事業に注力することで、アトラス(7866)は売上高営業利益率が20%を超える高収益企業に生まれ変わる可能性が充分にあります。まさにV字回復を達成するでしょう。

かつての成功体験があるために、赤字事業を整理できなかった企業にとっては、この不況は一気に不採算事業を整理するチャンスです。
アトラス(7866)のような、「不況を利用して赤字事業から撤退」銘柄を見つけると、有望な長期投資銘柄として期待できます。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事

 
 

[PR] クレジットカード比較ランキング

んかぶピックアップ
ネット証券口座比較 ネット証券口座比較
証券口座選びを完全サポート
総合ランキング1位はこちら!
FX比較ランキング FX比較ランキング
みんためスタッフが独自調査で
おすすめのFX会社を紹介!
クレジットカード比較 クレジットカード比較
おすすめのクレジットカードを
ピックアップしてご紹介!
【株式投資初心者ガイド】 ネット証券会社選びお役立ち情報!
投資家に役立つ情報が満載
【株式投資初心者ガイド】
みんかぶマガジン> 全ての記事> 注目銘柄・企業情報> わざと赤字でV字回復を狙う銘柄