米国経済は恐ろしくスリム、ファンダメンタルズに問題はない
専門家のエコノミストが強気であることからわかるように、ファンダメンタルズ面で大きな不安はない。企業も家計も住宅も調整は完了し贅肉は完全にそぎ落とされている。また経済のエンジンである企業利益は大きく回復し(図表3、4)企業は空前の資金余剰の状態にある。ただ雇用回復は依然低調で、故に消費回復も緩慢、在庫投資一巡後の経済成長は一時的に鈍化しているのである。また住宅取得減税の停止による住宅需要反動減が、景気対策終焉後の景気息切れの懸念を強めている。しかし景気回復の初期に雇用回復が停滞するのは珍しいことではない。図表5に見るように過去平均では雇用が増え始めるのは景気回復後9カ月たってからである。特に今回は①グローバリゼーション、②インターネット革命により生産性が大きく上昇しておりjobless recovery =productivity recoveryが進行しているのである。
ここにきて株価下落⇒心理悪化⇒貯蓄率上昇⇒消費鈍化という傾向が現れているが、株価の下落が食い止められている限り、全く心配はいらないと言える。










