アメリカは日本型デフレには陥らない

アメリカは日本型デフレには陥らない
~金利低下は吉兆である~

Unusually uncertainの鍵は心理

再度悲観がまん延している。主因は株価下落による心理悪化にある。昨年大底からの株価回復(S&P500指数では80%上昇)後のテクニカルな調整が大幅であった。今のところ4/23の高値1217から7/2の安値1022まで16%低下し、値上がり分の1/3押しの形となっている。その結果、特に一般人の間で悲観が強まった。ウォールストリート・ジャーナル紙(7/16日)は、一年先の景況見通しに関して、エコノミスト(55人のアンケート)の間では64%が改善、9%景気悪化と楽観論が強いのに対して、一般人に対する世論調査では33%が改善、23%が悪化と両者が拮抗していることを報告している。そうした中でのバーナンキFRB議長の議会証言でのUnusually uncertainとコメントは市場の悲観を増幅する形となり、直後の7/22の米国ダウ工業株指数は100ポイントの下落となった。ここはなぜ悲観が強いか、なぜUnusually uncertainかをよく吟味する必要がある。

なぜUnusually uncertainか。①普通なら大幅に進展しているミクロ調整が雇用など次のアクションに結び付くはずなのにそれがなかなか起きない、②リーマンショックのトラウマ、ギリシャ危機による株価下落、世界経済の不透明性により心理悪化が増幅されている、の2要因が考えられる。いずれも時が解決するもののように思われる。

図表1:世界の株式時価総額

図表2:米国株価(ダウ工業株)暴落比較(ピーク時=100) 

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