確かに、株式投資を始めるハードルは低くなった。ネット環境が急速に普及し、さらには、個人投資家が容易に「参加」できるマーケットも増えた。しかし、これは、参加条件が緩和されたにすぎない。勝ち方は、むしろ難しくなっている。参加できるハードルが低くなったことと、勝ち方が簡単になったことを混同してはいけない。
とはいえ、現在の株式市場には、今、仕込んでおきたい銘柄がゴロゴロあると確信してはいる。しかし、下落時の「正しい対応策」を万全にしてから参戦してほしい。「しばらく持っておけば戻るだろう」と放置することほど、危険極まりない考えはない。長い時間保有することを「長期投資」と勘違いしてはいけない。
ハードルが低くなったことによる個人投資家の大きな利点が、「つなぎ売り」と「逆指値注文」である。下落トレンドでは、これを使わない手はない。しかし、十分に実践で活用している投資家が少ないのが残念だ。
さて、いま、読んでおいてほしい本が2冊ある。セミナーなどでも、度々、紹介しているが、下落時の心構えを詳しく教えてくれる本である。まずは、「百戦百勝 働き一両・考え五両」城山三郎著(角川文庫)である。主人公の心理描写が丹念な読み物なので、引き込まれたように読み進められるはず。もう1冊は、「オニールの成長株発掘法」である。こちらは、みんかぶSHOPでも取り扱っているようだ。どちらも相場の奥深さを幾重にも語っている。








