【投資は身近なトコロから!(4)】販管費の謎を紐解いて儲かる小売業を探せ!

粗利益率以上に動く売上高営業利益率の注目要因

 今回は、売上高営業利益率の違いについて考えたいと思います。

 粗利益率の変化以上に、売上高営業利益率が変動している企業があります。つまり、販売費一般管理費(販管費)が動いているわけです。小売業の場合、販管費で注目すべき主要な項目は、人件費、広告宣伝費、減価償却費、光熱費などです。

人件費と売場面積で計る経営効率とは?

 先ず、人件費ですが、2つの指標に注目して下さい。1つめは、従業員1人当たりの売場面積、2つめは、平均年齢です。従業員数、平均年齢、売場面積は全て有価証券報告書に記載されています。従業員1人当たり売場面積は、その小売業の経営効率をみる上で重要な指標です。当然のことながら、スーパーは百貨店よりも大きくなりますが、同じ業態の小売業でも、この数値が相当異なっていることが少なくありません。この数値が大きければ、経営効率は良い(少ない従業員でより大きな売場を運営している)と言うことになります。デパート ただ、余り大きいと(よく遭遇しますが)顧客として売場に行っても、販売員が対応してくれない、商品の陳列状況が悪い、などにつながり、結局は将来の売上げにマイナスに影響してしまいます。最適な数値はどの当たりか、サービスを低下させないでこの数値を向上させるにはどの様な手があるかなどを、お店を回りながら考えてみて下さい。
 なお、主に百貨店で注意すべき点は、仕入先からの派遣店員の存在です。これらの派遣店員は、従業員数に含まれていません。派遣店員が多いということは、売場・商品のあり方を仕入先に任せてしまっていることを意味し、結局は前回述べました粗利益率の向上が進みにくい構造にあるといえるでしょう。
 ①粗利益率をある程度犠牲にしても人件費を抑制するか、②粗利益率の改善に向けて人員を投入するか、経営判断そのものですし、この経営判断がその企業の中期的な成長を左右します。お店の店員は名札をつけていますが、正社員と派遣社員とではその名札が多くの場合違っています。注意して観察していただければ、そのお店がどの様な運営をしているかを発見できるでしょう。

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