驚異的な輸出回復の韓国

輸出が景気回復を牽引

 韓国は2009年の実質GDP成長率が+0.2%と、主要先進国がマイナス成長に陥る中で先行して景気回復しています。金融危機後に韓国の実体経済がいち早く回復した背景としては、危機対応や景気対策に加えて、韓国の貿易の変化があると考えられます。具体的には、新興国向け輸出の比重が高まっていることや、輸出品目を資本・技術集約型の工業製品へシフトしてきたことなどがあります。つまり、韓国は新興国を含めた海外販路を拡大し、貿易構造の高度化を進めたといえます。結果として、世界でも工業大国としての地位を一段と高めています。

 下のグラフから分かるように、輸出成長率(対前年比)は主要な国(地域)の中で最も強い回復力を見せており、2008年7月のピーク時のレベルまで近づいてきました。総合電機メーカーのサムスン電子やLG電子など、韓国の輸出産業を代表する企業の業績も非常に堅調で、世界での存在感は益々高まっています。

国別・地域別の輸出成長率(対前年比)

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