意欲的な消費

輸出主導から「内需主導経済」への転換を目指す中国にとって、「個人消費」の動向は大変重要です。その「個人消費」の動向を見るときに有効なのが、「消費者信頼感指数」です。
消費者信頼感指数は、消費者の現在の所得水準や景況感、また将来の所得水準や景気の先行きなどについての心理状態が反映される指数です。
指数の見方としては、0~200の間の数字を取り、0の場合は消費者が極端に悲観的になっていることを意味し、200の場合は極端に楽観的になっていることを表します。100が中央値ですが、2009年においては、世界各国の中で消費者信頼感指数が中央値を上回っている国はほとんどないようです。しかし、こうした中でも中国は100以上の水準を維持しており、中国内需の好調ぶりを物語っています。
減少する貿易黒字

2009年の世界的な景気悪化は、中国の輸出、輸入へも大きく影響しました。しかし、輸出額の減少に比べ、輸入額の減少が比較的軽微であり、貿易黒字が減少しました。
また、回復基調になった2009年12月においては、輸出額の前年同期比が+17.7%に対し、輸入額の前年同期比は+55.9%と力強く回復しております。
輸入の回復は、中国国内個人の消費意欲が高まったことに関連しており、その勢いはしばらく続くと思われます。








